鉄輪☆温泉

鉄道に輪行してポタリング。締めは温泉へ!折りたたみ自転車×鉄道ライフとお出かけ記録をつづります。

「長い長い峠道」細尾峠越え

今回は日光から細尾峠を越えて間藤に向かいます。

 

日光駅から東武日光軌道線跡をたどりつつ清滝までやってきましたが、そこから

国道122号線で大谷川を渡って、右手の旧道に入ります。


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集落の一番奥、「奥細尾」までバス路線があります。転回場の先から、勾配が徐々に。上には現在の国道122号線が通ります。


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「長い長い峠道案内図」が出てきました。

 他の方のブログを拝見し、ここで写真撮りたかったんですよー。

 クマよけ鈴をつけて、ライトをオン。

 10:50スタート!この地点は標高750mくらいでしょうか。


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 細尾峠越えの旧国道122号線は、昭和53年に日足トンネルができるまで、足尾と日光を結ぶ重要なルートでした。

 足尾で産出された銅は、渡良瀬川沿いの国鉄足尾線ができる前は、この峠を越えて運ばれていて、特に「日光電気精銅所」ができてからは一層交流が深くなったとのこと。

 静かな人工林の中をゆるゆる登って行きます。沢の流れもあり、空気がひんやりしています。


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 うねうね登っていきます。2kmほどで一度現国道につながる交差点がありますが、その先、今度は旧道の方が現国道122号線の上を行きます。


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  次に走るであろう上にガードレールが見えるのですが、、、

 できるだけ上は見ないように、目先のカーブを一つ一つ目標に、一定のペースで。。


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 この細尾峠の日光側は、かなりしっかり森林組合が管理しているようですね。伐採作業中のところもあります。日曜日なので、作業はされていませんでしたが、平日は大型車両が通ることでしょう。
 水準点がありました。地形図で見ると1,036.8mの地点です。


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 その先は広葉樹林になります。霧が出てきました。もともと眺望はあまり期待できないルートかとは思いますが。

 1000m超えてきているので、結構涼しいのですが、汗びしょびしょです。


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 カーブには森林組合により、番号がつけられています。写真は35番ですが、36番まではカーブの番号を見た記憶があります。それが最後の番号かどうかはわかりませんが、この辺りまで来ると細尾峠は近いです。

 そしていよいよ、


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細尾峠に到着です。近くの水準点で1193mとのこと。ちょうど12:00でした。


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足尾側に下りましょう。古くなってしまった「国道122号」の標識に時代の流れを感じつつ。


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日光側とは、異なる様相で、道の状態はあまりよくないと思います。倒木もありますし、枝が路面に散乱しています。濡れていますし、乗り上げて転ばないように注意してゆっくり下ります。


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 足尾側の勾配の方が非常にキツイです。地蔵坂という名前で、急な九十九折り。古い勾配表示では14%と書かれています。かつて銅を運んで登って、日光に向かうのは本当に大変だったことでしょう。。。


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 そして足尾側の「長い長い峠道」案内図まで下ってきました。ここまで、峠道で人に出会ったのは一台の対向車のみ。

 そういえばあの車、倒木のところが通れなくて、戻って来たということかも?? 


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 古地図によると、地蔵坂の麓まではかつて馬車鉄道が引かれていたようですね。そこまでは馬車で運搬したんですね。国道122号線を下っていきます。コンビニによりつつ


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味のある鉄橋を見ながら、わたらせ渓谷鉄道(旧国鉄足尾線)の終着駅、間藤駅に到着です。12:50でした。日光駅から所要約3時間。


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 昔のメインルートの空気を感じることができ、楽しい峠越えとなりました。 

 かつては日光線と足尾線をつなぐ構想がありましたが、代わりにつないであげることができました!!

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