三保半島を満喫した後は、
東海道を進みます。
清水はかつての江尻宿ですが、江戸に向かって
次の宿場は興津宿。
明治期には風光明媚かつ温暖な気候が好まれ、別荘が立ち並び、国の重鎮が訪れ、政治の裏舞台と呼ばれたそうな。
興津は交通の要衝として栄えてきました。
身延山、甲斐方面への街道が別れていましたし(現在の国道52号線起点の道標があります)、東海道はこの興津川を渡ると、難所が控えています。
その難所とは薩埵(さった)峠。山が海へと突き出たところで、海沿いは親不知子不知的なところです。
薩埵越えの街道は、下道、中道、上道、脇道とあったそうで。
江戸時代の東海道としてメインルートは、中道だったのでしょうか。参勤交代一行は、少し遠回りして、勾配が緩めの上道をいったのですね。
しかし、上道、中道は登山道。(※登山道の薩埵峠展望台へは、2022年12月現在通行止めです。徒歩の方はご注意を。)
自転車で越えられるのは「脇道」です。
なお、太平洋岸自転車道はこの区間、「下道」国道1号線の下り車線の歩道になるみたいですね。
内陸に進み上道との分岐を過ぎて、こちらの看板に従って、
柑橘畑の中をゆるゆるのぼります。
この調子なら楽勝じゃん。
と、思ったのは甘かった。。。
10%超の急勾配が待ち受けており。。。ヒー。
でも距離は短いです。登り切るとこの絶景。
駐車場は車やバイクでいっぱい。
更にここから登山道で薩埵峠展望台に行くと、もっと見晴らし良いのでしょうか。
少し下ると、薩埵峠の碑がありました。
午前かかっていた富士山の雲も晴れてきました。
10%の急な登りはありますけど、10分登るだけで、
こんな絶景ってオイシくないですか?
冬の輪行ポタには、とてもよいところでした。