「あずさ」を小淵沢駅で降りてから
長野県富士見町の立場(たつば)川。高いところを中央東線が通っています。
ずいぶん新しそうな橋梁だなー。どこかに旧線が残っているのかな?
と見上げておりますと、、、、奥に見えるのは!?
旧線が残っているようです!架線もないし。
この日はまったく廃線跡のことは頭になかったので、大発見した気持ちです!
しかし、歴史的価値がとてもにじみ出ている橋梁で。
この「立場川橋梁」は、1904年に建造された「ボルチモアトラス橋」というものだそうで、1980年の複線化に伴う新線切り替えにより廃線に。
富士見町が無償で譲り受け、「近代化遺産」として保存を目指していたものの、費用がかかるため断念しているようです。(Wikipediaより)
轍があって、築堤に上がれるところがありましたので、走ってみました!
なお、橋梁には柵も設けられていて立ち入り禁止です。
築堤の上は眺めもよいです。ただ、高所恐怖症なのでちょっとドキドキ。
立場川沿いの桜は満開のようです。
橋梁から富士見駅方面に行くと
トンネルがありました。現在は用水路に使われているようですね。
同じ中央本線だと以下みたいな観光資源もあるわけで、廃線跡をうまく生かす方法はあるんだと思います。
よそ者からすると、こんなにすごい歴史的貴重な資源があるなら、富士見町の「宝」として保存活用してもらいたいと簡単に思ってしまいますが、、、
安全に利用できるように保存していくのには、お金がかかるのは事実ですね。もし地元が保存活用をあきらめるならば、橋梁の撤去は安全のためにもやむをえないことだとは思いますが、今後どうなっていくのでしょうか。
本当に偶然でしたが、とても面白い廃線跡に出会えました!