今回は鹿島鉄道跡を巡ります。石岡駅にやってきました。駅や周辺の広い土地は、鹿島鉄道の駅構内だったのでしょう。
石岡駅は霞ケ浦サイクリングロードへのアクセス駅でもあります。
現在東口のバスターミナルが整備中。
鹿島鉄道は2007年に廃止されてしまいましたが、その廃線跡のうち、石岡駅から旧四箇村駅間は、バス専用道として2010年に整備されました。
地方BRTの先行事例の一つと言えるでしょう。この区間の鹿島鉄道代替バスは「かしてつバス」という愛称がつけられていて、石岡駅から常陸小川、鉾田方面の旧鹿島鉄道区間の他、茨城空港へのアクセスバスが専用道を通行しています。
この専用道の入り口付近には、石岡一高下バス停があります。高校のすぐ近くに停留所が作られていますが、利用の中心となる学生の利便向上のために、機動的に停留所が作れるのがBRTの強みですねぇ。
とか、考えていますと、
ちょうど石岡駅行バスがやってきました。ネットで検索すると「かしてつバス」は特別なグレーのラッピングなのかと思いましたが、普通の関鉄カラー。
バスが近づくと遮断機バーが開くのですね。どのタイミングで閉まるのか近くに行ってみたのですが、バスがいなくなったから閉まるというわけでなく、どうも自分に反応して開いたままになります。歩行者安全対策がされているんですね。
私個人として残念なことに、自転車は進入禁止ですので、廃線跡上のポタにはなりません。石岡駅近くでは廃線跡に沿った道もないので、国道の方を回ってきます。
新興住宅街のあたりには、立派なコンクリート陸橋が。
かわいらしい小さなロータリーがあって、
そこが、石岡南台駅です。住宅街の中、平成元年に作られた鹿島鉄道では一番新しい駅。対面ホームで交換ができたようです。
ホーム上をウロついていると、石岡行バスがやってきて、、、、
通過していきました。。。駅だけど、乗降客いないと通過しちゃうのですね。バスだから当たり前っちゃ当たり前ですか。
石岡南台駅には、かしてつバス10周年を記念し、鹿島鉄道、かしてつバスの写真が掲示されていました。
キハ430形の写真もありますね。石岡南台駅の様子のようです。
先月、加越能鉄道加越線旧井波駅舎を訪れて、鹿島鉄道キハ430形が
加越線から来た車両だということを知りました。
加越線跡ポタをしたいのですが、それはなかなかすぐにはできませんので、代わりと言っては何ですが、キハ430形が走っていた鹿島鉄道跡を巡ることと相成りました。