今回の「どこかにビューーン!」で飛ばされたのは新白河駅!
到着したのはまだ朝8時台。
駅前には松尾芭蕉の像。台座には「心もとなき日数重なるままに、白河の関にかかりて旅心定りぬ。」
芭蕉さんは、こんな遠くに来たらもう行くしかない!!と腹が据わったのですね。。。
東京から1時間半で来てしまい、、、第4希望とか言って、何かすみません。
でも、この白河エリアにはずっと行ってみたかった廃線跡があるのです。
それは国鉄白棚(はくほう)線跡。(私「しらたな」って読んでましたが「はくほう」なんですね。思い込み。。。)
白棚線は東北本線白河駅と水郡線磐城棚倉駅を結んでいました。国鉄よりも先に1916年白棚鉄道が開業(相当紆余曲折して)しましたが、1932年水郡南線開業により更に経営難に。
国への買収が請願され、1938年借上げを経て、1941年に正式に国鉄線となりましたが、戦期の不要不急路線となり休止。戦後も2回鉄道復活の動きがあったものの廃止に。
しかし、1957年その線路敷は、バス専用道として整備されました。
いわばBRTの元祖です。かなり専用区間は少なくなりましたが、現在も残る専用区間を通ってJRバス関東が白河~磐城棚倉を結んでいます。
紆余曲折した歴史といい、廃線跡をバス専用道(BRT)にするという先駆的な取り組みといい、とても面白く、昨年も一昨年も18きっぷを使いつつポタしに行こうと思っていたのですが、
新白河まで普通列車乗り継いでからのポタリングはキツイなー。特に夏は。でも冬も寒いなー。。。と後回しにしていましたら、、、
こんなニュースが6月に飛び込んできました。
【白河支店】白棚線の走行ルート変更並びにバス停移設について | ジェイアールバス関東
7月でバス専用道廃止!?やべー、また期を逃したか。。。
専用道が全部廃止かと思いきや、今まで残っている2つの専用区間のうち、1区間が廃止ということでした。
いずれにせよ、あるうちに行かないとね。ということで今回は良い機会になりました。
さて、前置きが長くなりましたが、
駅周辺は広大な広場があります。この辺が白棚線の駅があったのでしょう。
そして、いよいよ廃線跡道路。専用道ではありませんが、大型車両は路線バス以外進入禁止。
「今昔マップ」で確認しますと、白河駅を出てから緩くカーブをしながら登っていくのがわかります。
「白河高校」バス停ですが「登町」駅がこのあたりにあったようです。
この区間は一方通行ですが、「路線バスは除く」。廃線跡感が強くてこういうの好き。


白棚線はここからまっすぐ行っていたみたいですが、道路はなくなりました。
国道に出ます。
地図を見ると、現在の国道が白棚線跡を活用して造られていることがよくわかります。
「南湖駅」があったのはこの辺なのでしょうか。「南湖公園」バス停です。
さらに進みますが、暑いのでコンビニ休憩。。。早め早めが肝心です。
一息ついて少し進みますと、白河駅行バスにすれ違い。
しまった。専用道走っているところを見たかったのに。時間を見るの忘れた。。。
駅もあった「関山口」バス停を過ぎて、「関辺」バス停にやってきました。
ここからバス専用道が始まります。まっすぐ伸びていく専用道が美しい。。。。
走りたいけど。。。進入禁止です。
この後バス専用道に沿って進みます。続く。