威風堂々たる旧井波駅舎。砺波駅から車でやってきました。
「べるもんた」でボランティアガイドさんに、木彫りの町「井波」が瑞泉寺の門前町として発展した歴史のお話も伺いましたが、
お寺より、我々が気になったのはこっち。
昭和9年に建築されたもの。有形文化財登録されているとは驚きです。よくこんな立派な駅舎を作ったものですね。当地の気風を感じます。
中に入っても寺院のような重厚感。残念ながら物産展示館としての役目も終えてしまっているようですが、
在りし日の加越線の写真が掲示されています。
加越線は石動から城端線福野を通り、井波を経て庄川町まで結んでいました。
湘南型のかわいい車両。Wikipediaによると、加越線廃止の後、関東鉄道や鹿島鉄道に一部の車両が譲渡されたのですね。
鹿島鉄道のキハ430形は見たことあるけれど、あれは、加越線から来ていたのか。。。東武鉄道熊谷線のかめ号と、ほぼ同型だとか。
駅舎は廃線後、東に移築されたと説明書きがあったのですが、
裏手に回りますと、見るからに廃線跡。。。この高さはホームっぽい。
石動側を望み、
庄川町側を望みます。
さすが彫刻の町。自転車置き場の彫刻のクオリティ高すぎ。。。立体感すごい。
車で庄川町方面に向けて進みますと、路盤が伸びていきます。うつくしい。。。
自転車で走りたい衝動が沸き上がります。
石動から庄川町まで、ほぼ全線が歩行者自転車道になっているようで。
「べるもんた」に乗ることばかり考えて、完全に加越線跡のことは、来る前に頭になかった。。。
運転でダムの写真は撮れていませんが、小牧ダムは昭和5年に作られた一時は東洋一とも称された歴史のあるダム。その開発には浅野総一郎が関わっているそうです。
乗船場の建物の中に、昔の加越線案内図が掲示されていました。庄川峡が強調されていて、加越線が庄川峡への観光輸送も重要視していたことがわかります。
加越線はダムの資材運搬にも使われてきたとのことですね。
折りたたみ自転車、持って来ればよかったと大後悔。。。月曜日有休とって、石動から加越線跡走りたかったー。
石動から庄川町へ、その後、城端線から氷見線に輪行するというのも楽しそうです。