南部縦貫鉄道七戸駅跡にレンタカー移動してきました。
昭和のままの駅舎で、「南部縦貫鉄道」という過去の社名がそのまま。「部」が無くなっているところに、また味があります。
南部縦貫鉄道七戸駅跡は、土日のみ見学可能。
子供は車で寝てるというので、妻と見学。
すると観光協会の?お母さんが、誰もいないから案内してくださると。
ありがとうございます。
駅舎からホームに向かいますと、
妻が甘い香りがすると言います。お母さんがおっしゃるには、奥の樹木に咲いた白い花はアカシアでその香りがするんだそうです。
なんと神々しい。。。
この日、奥では軌道工事をしています。
この南部縦貫鉄道七戸駅跡は、南部縦貫レールバス愛好会が主体となって現在も車両の動態保存活動が行われています。そして七戸駅構内で体験乗車が毎年行われています。
車両の保存も大変ですが、軌道の維持も大変なんだとか。
お母さんによると、愛好会の方々は皆遠くからきているということです。
建屋に、ちょこんと。。。
手前がキハ102、奥がキハ101です。
車両の製造コストを下げるため、バスの部品を多用した自社発注のレールバス。
定員は60人と小さい車両。丸っこい形が愛らしすぎて、しょうがない。。
バスみたいにギアチェンジのためクラッチとシフトレバーがついています。
youtubeで往時の走行動画を探してみました。特徴的なエンジン音♪
キハ102の後ろには、キハ104。元は国鉄のキハ10。1980年にやってきたそうですが、レールバスよりも大型なので、朝夕ラッシュに使われていたものの、暖地仕様だったり乗客減により使用頻度が少なくなったとか。
建屋の中は立ち入り禁止ですが、案内板があります。
南部縦貫鉄道は1962年(昭和37年)に開業。1997年(平成9年)に休止となり2002年(平成14年)に正式廃止となりました。
キハ101・102・104は動態保存されていますが、このほかに機関車がD451とDC251が生体保存されています。
南部縦貫鉄道は国策会社による天間林付近からの砂鉄輸送構想があり開業したものの、その構想は立ち消えに。。。1966年にはすでに倒産して更生会社となりました。今でいう三セクのような経営を続け、鉄道以外の事業収益で、何とか路線を維持してきたのは、東北新幹線が延伸したら七戸に駅ができる予定だったからだったようですが、、、その前に力尽きたのですね。
駅舎内にも、かつて使われていた備品等が展示されています。
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最後は1日5往復の運行でした。味のある時刻表です。
お願いして、EVOと構内の写真を撮らせてもらいました。
野辺地駅に止まっているレールバスを何回か見たことがあります。
乗りに行きたいと思っていたのに。。。
南部縦貫鉄道休止時には大学生。野辺地駅に停車中のレールバス車内を覗いた記憶はあるのですが、なんで乗ってなかったんだろう。悔いが残ります。「乗り鉄」あるあるですね。。。
愛好会の皆さんの活動は素晴らしいですね。
地元TV局で紹介されたYouTubeがありました。
微力ながら応援すべくグッズ購入!
いろいろなお話をお母さんから聞けたことが功を奏し(?)、妻から許可が下りて結構買いました。
そしたらお母さんがおまけにポスターをくれました。
GWに乗車体験会が行われて、すごく人が集まるそうです。
今回、EVOは「アクスタ」っぽくなってしまいましたが、
改めて南部縦貫鉄道と十和田観光鉄道の
廃線跡を自転車で辿りたい。。。
「どこかにビューーン!」でまた「七戸十和田駅」に設定してくれるかな??