素掘りトンネルを抜けた後、里見駅に着きましたが、
乗ってきたキハ40観光急行が折り返してきますので、一回、付近の踏切へ。通過を見送ります。
そして、里見駅に戻りました。さて、本題。
小湊鐡道の古い絵地図を見てみましょう。
以下は以前キハ200の車内で撮ったもので、
小湊鐡道の公式HPにも掲載。上総中野から先の安房小湊までの延伸構想まで書かれているロマンある路線図ですが、今回気にするところは中央部分にある支線。
こちら拡大してみますと、里見駅から分岐して「万田野砂利山」に支線が。
この路線は、里見砂利採取線。里見駅から約1㎞の貨物線がありました。
小湊鐡道HPから解説を引用させていただきます。
砂利山(砂利採取所跡)、大正14年7月より鬼泪山系の良質な砂利と同質で、道路用及びコンクリート建築用の貴重な素材として、鉄道線路の建設と相まって営業販売する為、昭和38年11月まで砂利を採取していました。
なるほど。小湊鐡道の一つの収入源であり、関東の戦後復興を支えてきたわけですね。
里見駅構内には貨車がおかれていましたが、これが砂利運搬に使われたのでしょうか。
里見駅構内から、
畑の横を
進んで行ったようです。
道路に並行してくぼんでいるところがあるので、そこを通っていたのかなと覗くと、
線路が確認できました!!
そして路盤が続いていますが、
道路よりも高いところを進んでいきますね。
このまま砂利採取線沿いの道路を少し走ってみますと、道端には砂利がおかれていて、
道路も砂利道に。
なるほど、こういった砂利を運んでいた訳ですね。少しタイヤ埋まりながら走ります。
ビリーボンカーズが本領発揮!
そして現在も砂利が採取されているようです。
ネットで検索してみると、もっと残された線路が見られるみたいですし、道路沿いで少し高いところの路盤の上も歩いて積み下ろし場まで行けるのでしょうかね。
植物が荒ぶる季節で、廃線跡巡りには全く適していない時期でした。今回は線路跡が確認できたので満足!