お風呂を我慢した甲斐あって、「SLもおか」に間に合いました。輪行させてもらって帰ります。
真岡鐵道といえばSL。C1266に引かれる客車は50系。オハフ+オハ+オハの3両編成で、下館行きの場合はオハがお尻。テールライトのつけ方がオツです。
かつてはレッドトレインとして東北地方を筆頭に客車普通列車として頑張っていた50系。懐かしいですね。EF71+50系普通列車で板谷峠のスイッチバックに乗った思い出があります。
個人的にはオハフ50の顔が好きなのですが、機関車側なのが残念。
車内は、ボックスとロングシートで、まさに国鉄中距離列車という作りですね。かなり原型に近い形ではないでしょうか。この空気感、落ち着きますが、製造開始年は私生まれ年。。。北海道でまだ頑張るマニ50とともに、時代に負けずに頑張ってほしいものです。
3号車は栃木名産で沿線でも栽培が盛んなイチゴの装飾がされていました。前日までの予約制ですが、車内は自由席です。お一人様なのでロングシートにしておきます。この日はまだ感染対策で予約人数上限を半分にしているそうで、車内はゆったりとしています。
デッキに向けて扉が二枚式。出入り口は片扉。扇風機にはJNRマーク。一つ一つが懐かしい。
乗車には前日までにネット予約が必要です。(当日申込はできません。)茂木駅で予約完了メールを見せて、そのあと券売機で切符を買って乗ります。結構時間がかかるので早めに駅に行くことが必要ですね。車内では検札の際に記念証をいただきました。
茂木駅から最初は上りなので、C12が頑張っている感じが伝わってきます。沿線ではみんな笑顔で手を振っています。小さい炭カスがとんできます。目に入るので、自転車乗る時のサングラスとマスクして、窓から手を振りかえしてました。。。
真岡駅で10分くらい停車時間があります。ちなみに50系のトイレは使用禁止なので、トイレは真岡駅停車中に。ヨ8000とキハ20がホームから見えます。真岡駅は下車してゆっくり展示車両を見てみたいので、このエリアもまた輪行ポタに来たいですね。
哀愁漂う汽笛とドラフト音、蒸気の香り、カクカクする加速。。。全身で体感でき、至高の時間でした。
下館に到着すると回送けん引のDE10が待っています。
終着駅の余韻に浸りたいのですが、水戸線の乗り換え時間が3分しかありません。自転車抱えてではギリギリでした。もう少し余裕が欲しい。。。
実はSLもおかは、10月30日に予約したのですが、ボイラー故障により運休に。丁寧にお詫びの電話が真岡鐵道さんからかかってきました。こちらがかえって恐縮です。その日は代わりに東武熊谷線跡と上毛電気鉄道サイクルトレインに行きましたが、すぐに故障が直ってよかったです。
天気も良く、茨城交通茨城線跡と、未成線国鉄長倉線、そして真岡鐵道SL+50系という鉄分過剰な輪行旅でした。(乗車日 2021年11月6日)
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