茨城交通茨城線跡をたどってきましたが、その続きです。
かつては、御前山から長倉に向かう延伸構想がありました。免許取得も実現せず。
長倉までは国鉄長倉線が茂木から延伸すべく工事も着手されていました。って戦前の話ですけどね。。。
詳しい歴史の経緯については、他サイトにお任せし、私は茨城交通茨城線と国鉄長倉線をつないであげたいと思います。
道の駅かつらを出て、趣ある国道123号那珂川大橋。橋のたもとのバス停は「御前山」です。御前山の山塊が那珂川右岸にせり出してきているところで、左岸の方が開けて人が住んでいますし、橋で渡っていくべきところ。延伸には、那珂川を渡ることが一番のネックだったことが想像されます。
城里町(旧桂村)から、左岸の常陸大宮市に入ります。御前山地区と称していますが、御前山自体は右岸の旧桂村にあって。右岸に御前山駅ができた後に、左岸の村々が合併して旧御前山村ができた経緯みたいですが、。ややこしや。。。
茨城交通バスの「野口車庫」がありました。かつての旧野口村の中心地のようですから、この辺りに「野口駅」がつくられたのかもしれないですね。
対向で茨城交通のバスがやってきましたが、勝手に「代行バス」が来たなー。って思います。この辺りにも、小さい駅を作ったかも。。。妄想が膨らみます。
悠然たる那珂川を眺めながら、長倉に到着しました。
長倉の町中心部は少し坂を上がったところにありますので、平らな辺りで、国鉄長倉線と茨城交通茨城線の駅ができていたかも?また長倉には、「ごぜんやま温泉保養センター四季彩館」という入浴施設もあるので、当ブログ的発想では、ここのお風呂でしめて長倉線か茨城線で輪行して帰れたのかも。。。と、妄想が果てしなくなります。
国鉄長倉線のルート予定地が国道123号線になっているのでしょうか。そのまま進んでいきましょう。
野田駅ができる予定だった野田集落に到着。このあたりにも、工マークの境界杭があるとネットで見ましたので、ゆっくり走って左右見ていましたが、わかりませんでした。。。そのまま県境超えて栃木県茂木町に入ります。
新那珂川大橋を渡ります。那珂川が美しいです!、、、という場合ではなく、つい、国道123号線の道なりに渡ってしまいました。。。自転車漕ぐことに集中して、間違えてしまいました。千倉で間違えた反省を活かせず。。。引き返し。
国道よりも上流で長倉線は、那珂川を渡る計画だったようです。小深駅ができる予定だった小深集落を進み、集落を抜けたあたりで、左岸から右岸に渡っていく感じみたい。
小深を過ぎると山道の風情となり、鉄道には不向きな区間です。また、このあたり少し川幅も狭く感じますので、橋を架けるならこの辺りだったのでしょうね。
少しくねくねアップダウンを抜けて、大藤橋を渡ります。昨年来ましたので、ここでログがつながりました。
昨年来た時にはまだ無かったのですが、案内板が設置されていました。
そして、立ち入り禁止となってはいますが、、、
下野中川駅予定地には立派な駅名標が!!これも私昨年来た時はありませんでしたよ。
国鉄長倉線跡の観光資源化が奨められているようですね。しかし、何故か駅名標近くに行ってはいけないようなので、道路ギリギリのところからパチリ。
個人的にはここまでリアリズムを追求するなら、隣の予定駅は後郷(うらごう)と小深なので、そっちを書かれた方が更によかったかも。
茂木側の路盤跡は農道になっていますが、5と1/2キロポストも設置されています。凝ってますね!これで未成線跡を茂木から下野中川まで辿って来るのがさらに楽しくなっています。
前回は茂木から下野中川駅まで、まいりましたが、これで長倉から下野中川間もつなぐことができ、茨城交通茨城線と国鉄長倉線を、代わりにつなげてあげる(?)ことができました。
昨年には無かった仕掛けが色々ありそうなので、このまま幻の長倉線跡を進みたくなりますが、せっかくですので違う道を走りたい。一度長倉方面へ。駅名標のある路盤の反対側にも通行止めの看板がありました。公民館の方が予定地だったようで、
その先長倉方面に渡ろうとしたであろう付近の農地に寄り道。那珂川右岸の道を軽くアップダウンして、
先程間違えた地点に戻りました。ここから国道123号で茂木に向かいます。登りもあって、トラックも多く轍が気になる、あまり自転車向きではありませんでした。。。本当は茂木駅に行く前にツインリンクのホテルのお風呂で汗を流そうかと思っていましたが、予定よりも遅れているし、まあ温泉でもないしね。帰る前に汗は流したいけど、パスすることにします。
馬門の滝を見てから、
茂木中心部に入り、長倉線が逆川を渡ろうとしていた地点に行くと、こちらにもキロポストが設置されているのが見えます。
茂木駅近くの長倉線予定地の芝生スペースには
立派な案内図が!!これは、未成線ウォーキングが楽しめますね。大峰山トンネルは、ツアー時のみ立ち入りOKになったようです。
SLもおか号に乗ってきても、折り返し時間の間で、大峰山トンネルまで歩いて行って来られるそうです。
茂木駅に到着しました。予定より遅くなったため、時間の問題でお風呂で締めることができず、さらには、野田付近で境界杭を見つけられなかったことは悔いが残ります。杭だけに。。。
茂木はそばの里。お風呂に入らなかった分、駅近のおそば屋さんで蕎麦をいただき、ついでにそこで着替えまして、茂木駅から輪行して帰ります。
昨年の長倉線跡に関する当ブログ記事のアクセスが比較的多かったのは、茂木町の取り組みがあったからかもしれません。国鉄長倉線跡を活かす取り組み、陰ながら応援しています。
↓こちらもどうぞよろしくお願いいたします。
これで、那珂川沿いは赤塚から西那須野までログがつながりました。河口エリアや久慈川の方にも行ってみたいな。