北恵那鉄道のハードな廃線跡を辿ってきました。美濃下野の先も
付知川の右岸の厳しいところを線路が通っていたようですが、入るのは厳しそうなので、左岸の国道を進んでいきます。
「新寝覚の床」と名付けられているところもあり、かなり渓谷美です。きっと車窓からの付知川沿いは良い眺めだったのではないでしょうか。
国道もここで橋を渡って右岸に行きますので、
左手から廃線跡が出てきます。
田瀬駅のあたりだと思うのですが、電流が流れている獣除けがあるので、自重。
国道と廃線跡は並行していきまして、
稲荷橋駅跡につきました。駅横にお稲荷さんがあったんですね。
ホームがしっかり残っています。
そして、次はいよいよ終点下付知駅。
広々としたスペースに出てきました。
ここが下付知駅跡です。本当に広い空き地になっています。
先回にも触れましたが、北恵那鉄道は大井ダム建設に伴う木材輸送の補償のために建設されました。木材の集積場所もあったことでしょう。
駅横スペースに材木がおかれていました。
当時の雰囲気が少しだけ感じられます。
そして、下付知駅からさらに付知川上流に「付知森林鉄道」があったそうです。駅敷地の奥側に回ってみますがよくわかりませんでしたが、この道かな・・・?
北恵那鉄道建設にあたっては、町の中心部に駅を造る構想だったようですが、立ち退き等の問題で、この町外れに駅ができたそうですね。
まあこれだけの広さが必要だったのならしょうがないでしょう。。。
そんな付知の町なかもプラプラしようとも思ったのですが、かなり暑くなりました。道に迷ったし、思った以上に登りも多かった。栗本駅跡あたりの廃線跡を進んだのもハードで、トラブルでも時間も取られて疲れてしまいました。。。
バス輪行することにします。すぐにバスが来そうなので、準備していたら、平日ダイヤを見てました。こんなところにも疲労がでています。。。
輪行袋開ける気もしないので、もう20分そのまま待つことに。
北恵那鉄道は現在は北恵那交通というバス会社になっています。
乗ったバスはサンドウィッチマンの広告ラッピングでした。
この路線でサイコロ投げて飲食店探すのはちょっと難しいかも?
冷房効いた車内で少し体を休めることができました!
(今回の記録)
中津川駅8:55→木曽川橋梁(右岸)9:30→上地橋梁9:45→苗木駅跡付近10:20/10:40→美濃福岡駅跡11:32→栗本駅跡12:00→美濃下野駅跡付近12:25→下付知13:15
・中津川駅から苗木付近まではこちらを走りました。(Stravaデータ消失のため、Myルートで作成)
・苗木付近からはStravaの記録が残せました。。。
ところで、一山超えた谷筋には、中央本線坂下駅付近から坂川鉄道という軽便鉄道が走っていたそうですね。最初は北恵那鉄道跡と坂川鉄道跡を周遊するプランができないかなと思いましたが、私の体調では山越えが難しいかなと自重しました。
今回は廃線跡界隈では有名な美しい木曽川橋梁を見ることができました。また、それだけでなく橋梁やホーム、廃線跡の路盤がかなり残っています。木材輸送のため、重い貨物列車でも耐えられるようにしっかり造られたから、今でも頑丈に残っているのでしょう。当時の技術のスゴさが伝わってくる素晴らしい廃線跡でした。
5回にわたりご覧いただきありがとうございました!