小樽駅正面からまっすぐ港の方に向かいますと、出てきますのは道路を渡る線路！
こちらは国鉄手宮線跡です。現在は大部分が遊歩道になっていて、観光ガイドブックにも掲載のスポット。
うまいこと誰もいないタイミングの写真ですが、
観光客沢山で、レールの上でポーズをとるインバウンド客がわんさか。
世界的な廃線跡になったのかも・・・？
ここで映えスポット巡りの家族とは別行動で、私は手宮線跡巡りを。
レンタサイクル使うのもいいかと思ったのですが、ほとんど自転車で走ることはできないし、沿った道もないので歩きです。かなり暑いけど。。。
国鉄手宮線は1985年11月に廃止されましたが、1880年に官営幌内鉄道として開業した北海道一古い鉄道。石炭を輸送するために造られたわけですね。
1909年に国有化され手宮線となりました。1962年に客扱い廃止となり、貨物専用でしたが、1985年に廃止。
北海道は手宮線無しに開発は進まなかったことでしょう。その歴史は簡単には説明できないので、解説板の写真を以下に。
高架線が小樽駅に向かって左にカーブしていきますが、右側の「溝」はまっすぐに伸びていくのです。手宮線の分岐点ですね。
分岐点のあたりに沿った道はないので、行きの車内からの写真も上げておきます。
鬱蒼としてましたが、溝が伸びているのがわかりました。
南小樽駅側から来た手宮線は、「寿司屋通り」から遊歩道に整備されています。
以下の写真は南小樽方面を見ています。
さて、手宮駅跡に向かいます。第４種踏切でもあったのでしょうか。
手宮線には途中駅もありました。
色内駅です。当時の駅舎を模して建てられた休憩所もあります。
ただし厳密に「駅」としては1943年～49年の間。位置づけとしては仮乗降場の期間が長いようですね。
中央通りを渡るところはワンサカ観光客がいましたが、そのまま手宮方面に向かうと、
人も少なく、気持ちいいです。
重厚な倉庫が残っているのが小樽らしいです。
1909年国有化される際、石炭輸送優先のため手宮線の客扱いは一回廃止に。しかし、住民の反対が多く複線化されてから、1913年から客扱いが開始。旅客と貨物の手宮駅は分けられて、少し南小樽側に旅客専用の手宮駅があったとのこと。
その近くからは自転車も走行可能なところが出てきます。あと、人力車も？
帰りにカップルを載せた観光人力車を見ました。
右にカーブしていくと、奥に見えてきましたのは、旧手宮駅（貨物）で
その敷地は現在小樽市総合博物館となっていますので、行ってみましょう。
手宮線は複線化したこともあり、用地が広く、線路に沿ってずっと歩けるのが楽しくてエモい！
距離としても2㎞くらいですし、沿線には小樽らしい景色が見られる良いお散歩コースでした！
