発車を見送り、記念に奥泉駅と井川駅でしか売っていないアプト式デザインのタオルマフラーをゲット。
駅員さん「最後の一枚ですよ。ラッキーですね。」とのこと。
前日千頭駅では時間がなくてグッズが買えなかったので、よいお買い物ができました。
以下は前日の井川駅構内の写真ですが、井川駅ホームは千頭方トンネルから出てきて大きくカーブしたところにあります。
現在ではポイントは廃止されていますが、ホーム側とは別に直進して道路を渡り、トンネルに向かう線路がありました。
この西山沢橋梁は今年(2023年)になって撤去されたようで。
井川ダムに車をおいて、ポタへと繰り出しましょう!
井川本村には井川ダムから渡し船もあります。自転車載せられるかどうか書いていなかったのですが、船着き場まで急な階段がありますので、書くまでもないってことですかね。。。
遊歩道を押し歩きして進んでいきますと、
ぶつ切りとなった線路がでてきました。反対側のトンネル跡にはシャッター。
井川駅構内をまっすぐ通っていた線路はここにつながっていたわけです。
そして井川駅から1㎞あまり先の貨物駅、堂平までつながっていて、廃線跡は「廃線小路」として遊歩道になっています。
廃線跡の遊歩道はいろいろなところにありますけれど、線路も枕木もそのままというのはなかなかありません。
風情があってとてもいいです。とはいえ押し歩きしやすくはないですが、それもまたオツってもの。
でも、線路の上を自転車で走れる良い方法ないものかなぁー。持ち歩きできる着脱式で。。。などと、
どこにも需要のないことを考えながら、ガタガタ押し歩き、トンネルを抜けますと
ポイントの跡が出てきて、
線路は土砂に飲み込まれていきました。
ここが堂平駅の跡地のようです。1971年に廃止。
遊歩道としては、この先の谷を吊り橋で越えていきますが、さすがに自転車は無理なので、迂回して、
井川本村へ。渡船の待合所はキレイな建物ですね。
集落の中をポタポタと。
井川で食事やお土産購入ができるのは、「井川ビジターセンター」くらいでしょうか。商店は2軒くらいみましたが。。。お昼ご飯は食べたし、ちょっと雲行きが怪しくなってきたので、先に進みます。
県道を井川駅の方に戻ります。レトロなバス待合所が残っています。
小学生の時に、この辺りに泊まったはずですが、なんとなく斜面にお茶畑があって井川湖が見えた記憶が甦りました。
井川線は堂平から先に谷を越えて、この付近に駅を作る構想があったそうです。
井川ダム建設により、住民はこの高台に移転したわけですから、その補償という意味では、この集落中心地に近いところに駅を作るのが理想。
先ほどの堂平駅跡から谷も越えるし、またここもずいぶん高いところだし。。。
いろいろ難しかったのでしょうね。。。
前日の井川線ポタに引き続き、
アプト以前の旧線や
井川から先の廃線もポタしましたので、これにて井川線ポタ完了!!
井川ダムに戻ってきました。ダムの上は県道ですので、最後に渡っておきましょう。やっぱり怖いから下流の方は見ませんけれど、
建設されたのは昭和32年。この建設のために井川線の線路が中部電力によって敷設されたわけです。
高度成長期を支えてきた大井川の電源開発ですが、
ダムだって、老朽化しますよね。。。補修もですが、いつか作り替えなくてはいけないでしょうね。どうやってやるのでしょう。。。
大井川上流のもめてる話も、元々は新幹線が古くなって、大規模補修が必要というところからのリニア建設だったはず。。。
「険道」27号線を進んでいきますと、かもしかと目が合いました。一時停止しても逃げていかない。猿や鹿も見ました。この辺りは本当にすごい山道で。。。
最後にもうひとつ気になっておりました「口坂本温泉」へ。市営の浴場なので、少し消毒臭はありますが、ナトリウム炭酸水素塩泉でお肌トゥルトゥル。。。新緑に囲まれた露天風呂の気持ちいいこと。。。とろけそう。。。
ということで、長くなりましたが、何かと話題?の大井川上流域を楽しみました。
大井川鐡道本線が復活したら、千頭から河口まで走りに行きたいと思います!