正月2日に新春初廃線跡ポタの後は、
「成田ゆめ牧場」にやってきました。
子供たちは芝でのそりすべりや、ヤギ・ヒツジへの餌やり等々楽しんでいますが、おじさんは隙をついて、ちょっと独りで奥の方へ。
やってきましたのはコチラ。
成田ゆめ牧場にはアトラクションの一つとして、トロッコ列車が走っていますが、これが本格的なもの。
羅須地人鉄道協会という保存会が動態保存活動を行っています。
いきなりすごいモノが。
頸城鉄道と書かれています。ラキ1形とのこと。機関車が後ろから押して、雪をかき分けて進むラッセル車。軽便鉄道のラッセル車なんて初めて見た。
頸城鉄道は直江津の隣黒井駅近くの「新黒井」から、現在の北越急行ほくほく線うらがわら駅に近い「浦川原」を結んでいた軽便鉄道。1971年に廃止。
「くびき」と言いますと、廃線跡ポタ好きにはあこがれの地、旧北陸本線の廃線跡を転用した「久比岐自転車道」を想起。
今年行ってみたいのですが、地震の影響あるでしょうか。。。
久比岐自転車道と頸城鉄道跡をセットで巡るというのが一つ目標になりました。
トロッコ列車が走っていきます。この機関車は日本一のスイッチバック(現在は38カ所)で有名な立山砂防軌道で使われていたもの。常願寺川上流の砂防工事の資材・人員運搬用のトロッコで、通常一般客が乗ることはできません。でも、体験乗車会があるので、乗ってみたいものですね。
立山砂防軌道の線路幅は610㎜という特殊なものですが、成田ゆめ牧場のトロッコのレール幅も同じようです。
となると頸城鉄道とは幅が異なるので、ラキ1形は改軌されているんでしょうか。
年に数回蒸気機関車の運行もされるそうです。
1月2日にもかかわらず、保存会の皆さんが車両の整備を行っている音が。
建屋に入っている赤い客車ですが、よくみると「武蔵丘」と書かれています。
「武蔵丘車両検修場」で検査?ということは西武???
Wikipediaで見てみると、元井笠鉄道の車両で「西武園ゆうえんち」で使われていた客車とのことです。遊園地の車両も、ちゃんと他の電車と同じように検査を受けていたのですね。トラックで運ばれていたのでしょうか。おもしろい。
子供が小さい時に一度来たことがあり、このトロッコ列車に乗って本格的だなー。とは思ったのですが、それぞれの出自を調べておらず。。。
改めてただのアトラクションではなく、貴重な動態保存活動がされていることがよくわかりました。
ちなみに、牧場製の乳製品を使ったビザやソフトクリーム、ヨーグルトも美味でしたよ!!