またまたE131系で、到着したのは那須塩原駅。
エレベーターを降りると広いスペース。おー出発準備しやすいなぁ。と思って振り返りますと何やら重厚な扉が。。。
そうか、ここは御用邸にいらっしゃる時に使う出入り口なわけですね。すみません。つゆ知らず場所をお借りしてしまいました。
(と、まさに今、この記事を書いていたら、この夏の御用邸での静養は見送られたとのニュースが。)
西那須野駅で降りる予定が、ボーっと前日慌てて機種変したスマホ見てたら乗り過ごしてしまいまして。。那須塩原でも降りようとしたら荷物を置き忘れて、ほかの乗客に教えてもらったり。。。他にもポカしそうな流れ。。。
気合を入れなおしてルートを再検討します。
那須塩原駅は新しい駅(といっても1982年)で、那須野が原方面への道も高規格な道路ですが、ほど近くに「高林街道」という旧道を見つけました。
自転車で走りやすい良い雰囲気の道です。那須野が原の緩やかな勾配を気持ちよいスタートです。むしろ那須塩原スタートでよかったかも!
今回のルートは「那須野が原疎水巡り」。那須疏水沿いをメインに、涼しいであろう那須が原をポタ。高林街道をゆるゆる上がっていきますと、「那須疏水」に当たります。
利水のための水路「疏水」は、福島の安積疏水、京都の琵琶湖疏水、そしてこの那須疏水が日本三大疏水と言われているそうです。
ここで那須疏水にそっていきますが、さっそく「熊川」の下をくぐっています。水路を川の下に通す。考えただけでも難工事。。。
那須野が原は火山の麓の大きな扇状地。水の確保が大きな課題な土地です。「熊川」も見た目からして、典型的な水無川。そこから水を恒常的にとることは難しいわけですね。
明治18年に那須疏水のメインは5カ月で作り上げられたとのこと。
那須の農業を支える疏水に沿ってゆるゆる上がっていきます。かなり水量が多く、ザンザカ流音が激しい流れですね。
水路の交差点というのも興味深い。この日は下流への水路は堰き止められて、那須疏水に合流しています。
「那須の美ナス」とか「那須牛乳」とか。よく那須の農産物は口にしています。こういうのもきっと那須疏水のおかげなんだなぁ。
疏水沿いにはいくつか農業用水の重要性の説明板が見られます。
那珂川と箒川の間の広大な那須野が原。那須疏水は北側の那珂川から、那須野が原を横断して箒川まで引かれていて、那須野が原南半分を潤しているということが、イラストでよくわかりました。
ここまで疏水に沿ってきた道は、
別れて那珂川をりんどう大橋で渡っていきます。ポタポタ登っていきますと
那珂川の河岸段丘が美しく見えます!ですが、高くて欄干に近づくのは私にはこれくらいが限界・・・。こわ。
今日は茶臼岳方面は雲で見えません。この時期雲があった方が自転車にはありがたいってもの。
りんどう大橋を渡った後は、那須ICから上がってくる、那須観光のメインルート、那須街道に入ります。
最初は車が少なく見えましたが、すぐにこの後渋滞に。この日は8月11日山の日ですからね。車とほぼ同じペースでノロノロ進みまして、道の駅「那須高原友愛の森」に到着です。
何か食べとこ、とレストランを覗くと、結構並んでいましたので、農産品直売所の軽食ブースへ。
地元のお母さんたちがやっていて、揚げたての野菜てんぷらのまあ美味しかったこと!!那須高原牛乳のソフトもつい。
ここまであまり感じてなかったんですが、休憩をしてみると、疲労感がでてきます。ダラダラ上りと暑さがジワリと来てたのでしょうか。