今回は御殿場線山北駅から酒匂川サイクリングロードを南下します。
御殿場線で山北駅に到着しました。山北駅は無人駅となっていました。ワンマン列車で一番後ろに乗っていたので、一番前まで行くのに一苦労。。。山北止まりの列車もあるし町の中心部なので有人駅だろうとばかり思っていました。東海道線国府津乗換でSuicaが使えないのは、どうにかならないものでしょうかね。(熱海乗り換えでもそうなんですが。。。)
山北はかつては鉄道の町。旧東海道本線の山越えのための要衝でした。駅前には資料館もありまして、かつての賑わいに思いを馳せます。D52が公園に保管されています。山北機関区跡のレリーフも。
山北駅から県道74号を南下して、小さな峠をこえますと、酒匂川が出てきました。でかい石がゴロゴロと。。バス停には「がら瀬」とあります。まさに暴れ川の様相・・・。
その先には「文命堤」があります。この付近は1609年にまっすぐだった流路を崖などの自然地形をうまく使いながらZ型にして、川の勢いを弱める工夫がされたとのこと。
この文命堤のある大口広場から酒匂川サイクリングロードがスタート。
酒匂川の右岸を南下します。左岸には小田急MSEの特急「ふじさん」が遠くに見えます。
空も広いし、とても走りやすい。小田急をくぐり、
開成町に入ると、「聖牛」をはじめ、昔の水防技術の展示が。堤防にも大きな松並木があり、これもかつての堤防強化の一環かと思います。本当に大変な暴れ川だったんでしょうね。。。そのかいあって平坦な農地が広がりますが、VSEが駆け抜けていきました。
富士見大橋で左岸に渡ります。振り返って富士山を望みますが、雲が出てきて、頭は見えません。
左岸は、非舗装の区間もあり、一部堤防から迂回しつつ、国道一号線の酒匂橋までやってきました。ほぼ河口に到着!
旧東海道を通り、小田原市内を通り抜け、国道1号線を箱根湯本に向かいます。箱根板橋くらいから徐々に登っていきます。箱根登山鉄道に沿っていきますと、風祭駅前には箱根ビールのビアカフェがあります。すぐ近くには「八里」というかけ流し温泉もあります。
あーもう温泉に入って、登山電車眺めながら、ここでビールを飲みたい。。。
ものすごい誘惑に負けそうでしたが、小田原エリアは改めてのんびりポタしたいので、その時にとっておくことにし、初志貫徹で箱根湯本に到着です。
前回は駅近くの「かっぱ天国」に入浴しましたが、
今回は日帰り温泉施設「和泉」で 一風呂。昔はこのように崖に横穴を掘って源泉に到達していたんですね。アルカリ性単純温泉で、クセがなくサラッとしていて、これまたずっと入っていられる・・・。
7つの源泉を持っているとのこと。。。なんと贅沢な。。。
できればそれぞれの源泉が別々の浴槽だともっと楽しめるとは思いますが、北条早雲も足湯したという謂れのお湯を堪能し、箱根湯本駅から輪行で戻ります。
ゆっくり出発したにもかかわらず、御殿場線や酒匂川の水防の歴史に触れ、サイクリングロードを快調に走り、最後は箱根最古のお湯も楽しんでしまいました。30km走っていないのに、こんなに充実してしまうとは、、、、なんか、、、すみません。。。
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