片上鉄道は和気駅から、
南に向かい、山の方へ。
少しずつ登っていきます。中山駅を過ぎると
山の中という感じに。
林を抜けると「清水駅」が出てきました。
そして峠清水トンネルが片上鉄道で一番高いところ。柵原よりも高いのですね。2キロで海の近くまで行けるのかって思います。
約200mのトンネルを抜けると
結構な下り坂。途中には備前市のサイクリングターミナルがありますが、
この辺は28.6‰で片上鉄道で最急勾配だとのこと。この勾配を貨物列車大変だよなと思いましたが、登ってくるときは空荷だからマシなのでしょうか。
和気側からの峠清水トンネルへの上りの方が緩やかというのは、貨物列車にはよかったです。
そのまま下ると山陽新幹線をくぐりますが、そこが「片鉄ロマン街道」のスタート地点。
振り返りますと、和気の方には、結構登っていきます。
引き続き路盤を下って行きますと、「片上鉄道跡」と書かれています。
市街地に入り、右にカーブして、
川を渡り、エディオンが見えますが、
片上鉄道のゼロ起点碑が置かれていました。
ロータリーになっていて、バスが入ってきますが、
バス停には「片鉄片上」と名残が。そして待合室も片鉄カラー。
エディオンやマックスバリュの敷地が片上鉄道の片上駅敷地だったのでしょうね。
すこし東に進んで行きますと、岸壁に沿って路盤が残されています。そして周囲には広い敷地ですが、
バスが入ってきました。
岸壁にバス停が見えるのですが、人が乗るためという感じではなさそうな。。。
歩道横には片上鉄道のDD13が保存されています。潮
背後のこんもりした山が特徴的ですね。かなり湾奥にある片上駅付近でした。
片上鉄道の社章は「片上」の文字が円状になっているんですね。
柵原鉱山から片上鉄道で運ばれてきた貨物は船で九州(八幡製鉄所)等へ運ばれたそうです。
子供の頃、片上鉄道がJR赤穂線と接続していないのを不思議に思ってました。
片上鉄道は柵原鉱山からの貨物を船に載せるため、岸壁までギリギリまで行っていた訳ですね。そもそも赤穂線ができたのは昭和30年代のこと。ずいぶん後になってから。
地図を見ると、片上はかなり入り組んだ入江の奥に位置していて、赤穂線は高架を走っていきます。
片上鉄道片上駅からの最寄り駅は「西片上駅」。
えーしょうがないなー。と、歩道橋を輪行袋担いで上っていきましたが、これは大間違い。
国道2号線も赤穂線と同じく高いところを走っていますので、そっちから入ればフラットに行けました。。。
これにて柵原からの片上鉄道跡ポタは完結!!(廃線跡ポタとしては、中途半端な区間があったのは残念)
長くなりましたが、お付き合いいただきありがとうございました!!
(この日の記録)
津山駅8:10→津山まなびの鉄道館9:00/9:50→柵原駅跡10:45→柵原鉱山資料館・吉ヶ原駅11:05/12:10→苦木駅跡13:20→和気鵜飼谷温泉14:10/15:30→和気駅15:45→峠清水トンネル16:15→片上駅跡16:30→西片上駅16:45