苦木駅から先に進みます。
「片鉄ロマン街道」には鉄道標識みたいな距離標識が設置。片上鉄道の片上駅からの距離だともっと良いですが。
貨物駅の井ノ口駅があったところ。片上鉄道は1923年1月にまず片上~和気まで。そして同8月までの井ノ口駅まで延伸してきました。柵原まで開通したのがその7年後1931年。その間は柵原鉱山からここまで舟運していたということかな?
備前矢田駅がありまして、
少し進むと信号が残されていました。(写真は柵原向き)
この辺り吉井川は少し大きく蛇行しているところですが、
堤防に切通しをした不思議なところが出てきました。
これは「こうもん」だそうで。
「陸閘門」と書かれた解説板があります。
少し下流に堰がありますし、吉井川の下流側からの浸水を防ぐのがこの堤防。閘門を片上鉄道が通っていたということです。先に片上鉄道が通っていたところに堤防ができたということでしょうね。
路面には線路が残っています。門を締める時には線路も水の中ってことか。。。
天神山トンネルを抜けまして、
天瀬駅に到着です。
こちらも駅も苦木駅と同じようなかわいい駅舎。
ところで「片鉄ロマン街道」は沿線の皆さんが清掃活動をされているんですね。
どこもとてもキレイでした。地元の方々の協力があってこそ、よそ者がこんなに楽しい自転車遊びができることを忘れてはいけませんね。
片上鉄道が地域の誇りだったのでしょうね。
「片鉄ロマン街道」沿いには「和気鵜飼谷温泉」があります。
片上付近で締められる風呂が見つけられてなかったので、
まだ約10㎞ありますが、休憩がてら入っておきます。
残念ながら建物に入った瞬間の塩素臭が凄くて、、、これ以上差し控えますが、
前日がとても暖かったのに、この日は急に寒くなり、結構疲れも感じてきたところ。体を温めて気分転換できました。ともかく、サイクリングロード沿いにお風呂があるということに価値はあるということで。。。
上がると時間は3時。昼飯を食いっぱぐれていましたが、敷地内のラーメン屋がやっていたので助かった。「片鉄ロマン街道」沿いはコンビニはそこそこあるようですが食事処はあまりなさそうです。
山陽道の和気ICも近いので、車で来たらここに置いて、サイクリングした後は温泉で汗を流すというのはアリかと。
益原駅が近くにあったようです。和気鵜飼谷交通公園も横にあり、貨車がおかれていました。
和気町の中心部への最寄り駅は「本和気駅」。
ここまで片上鉄道は吉井川沿いに進んできましたが、
吉井川は前の山に阻まれて、急に西に向きを変えてしまいます。
片上鉄道はその支流金剛川を東側にカーブしながら渡って、
山陽本線を越えていきます。
南側に片上鉄道の和気駅がありました。
かつては山陽本線にも貨車が乗り入れて関西方面に行っていたようですが、
かなり広い敷地だったことがうかがえます。
さあ、終点片上までもう少し。最後は吉井川を阻む山越えをして瀬戸内海へ!