吉ヶ原駅から片上鉄道廃線跡を利用した「片鉄ロマン街道」がスタート。
とてもきれいな路面です。追い風でどんどんスピードがでていきます。気持ちよく走れます。
飯岡(ゆうか)集落付近は、片上鉄道跡とは離れます。
片上鉄道は吉井川を直接渡っていましたが、「片鉄ロマン街道」は湯郷温泉方向から流れてくる吉野川の少し上流側を迂回。
津山からスタートして来ましたが、これは風向きを考えてのこと。この日は北西の風が強めだったので、南東に向かう吉井川沿いで追い風ブースターに期待。
本当は片上から柵原へ行った後、湯郷温泉に入って、姫新線林田駅(もしくは津山)から輪行というプランが第一希望ではありました。できればポタ後はちゃんとした温泉で締めたかったし。
「片鉄ロマン街道ルート」を紹介する看板が出ていますが、県としても「片鉄ロマン街道」を走って湯郷温泉経由で津山に向かうのをおススメしているようです。
サインに従って吉井川右岸の堤防上「コスモス街道」に入ります。いやー堤防の上を伸びるサイクリングロード、走りやすいー!!・・・・ん?
ついペダルを回す気持ちよさに酔ってしまいましたが、ここを片上鉄道が走っていたわけではなく。。。
ワタシは何をしにきたのか・・・。片上鉄道の廃線跡ポタに来たのではないか。。。それなのに、この辺りをどうやって片上鉄道が通っていたかという事前リサーチを全くしてこなかったことに気づきました。
吉ヶ原駅でかなり時間も使いましたし、通り過ぎてしまった吉井川の対岸「美作飯岡(ゆうか)駅」付近まで戻る気力が出ず。
この辺りでは廃線跡が道路転用されていて、吉井川を渡ってきた片上鉄道は、現在スーパーマーケットの横を通っているようで。
これまでの廃線跡でも駅跡がスーパーマーケットになっていることがよくありましたし、
その先で道路幅が広くなることから、ここが周匝駅(すさい)だと思ったですが、
どうも後からネットで検索すると、違ったみたいで、このもうちょい先なのかな?
(しかし現地でなぜ検索しない??)
廃線跡農道らしいカーブがあり、川を渡ると、
怪しげに幅の広くなった箇所が。ここは絶対駅の跡!枕木もささっているのを見て廃線跡で間違いないことを確信。あとからの確認では備前福田駅の跡で正解でした。
近くには、全てのサイクリストが一度はお世話になったことがあるはず、
キャットアイの工場があります。こんな素晴らしいサイクリングロードのすぐ横にあるなんて(片上鉄道廃線で結果的に?)。
さすが我が国を代表する自転車用品メーカーですね。
「片鉄ロマン街道」の取り組み支援もしているそうです。
工場直販とかはないんでしょうか?
片上鉄道の絵が入ったコラボライトなんか、そこで売ってたら絶対買うんだけど。。。
片上鉄道はこの後吉井川の左岸に渡っていくので、「片上ロマン街道」に戻りますと、先ほど備前福田駅跡がありましたが、場所を移して「備前福田駅休憩所」があります。当時の駅名標や標識が置かれています。
もちろんこれはこれで楽しいのですが、元の場所に駅名標を置いていただけると嬉しいですね。レプリカでもいいので、下津井電鉄跡みたいに各駅に。
美作飯岡駅と周匝駅跡にもあったらいいのになぁ。両駅とも難読駅名ですから、とても面白いと思いました。整備された「片鉄ロマン街道」から外れた廃線跡も見どころだと思うのですが、あまり理解は得られないか。。。?
吉井川を渡ってきた片上鉄道跡が町内会館前に。信号も残されていました。備前塩田駅跡です。
このあたりから、国道が一段下がり、いよいよ明確に廃線跡がサイクリングロードに。
不思議な駐輪スペースのあるバス停があり、駅があったのかなと思いましたが、これは違ったみたいです。もうちょっと先に杖谷駅があったそうで、民家の軒先にホームがある不思議な駅だったそうな。。。
そして到着したのは、「苦木駅」
味わいのあるかわいらしい駅舎。。。
色合いも美しいですね。
往時の写真がありました。
交換設備があった駅。対向ホームはずれて設置されています。
ホームは長くないですが、停車できる区間が長かったようですね。貨物列車が行き違えるようにでしょう。
そんなことで「ロマン街道」になっていない廃線跡をしっかり確認しませんでした。。。事前リサーチ不足と、津山から吉ヶ原駅までで、すでに鉄分吸収しすぎで脳みそパンパンで判断力欠如?
いつかの宿題になりました。やはり片上鉄道の展示運転が復活したら行かなくては!?