小海線太田部駅から上信電鉄下仁田駅を目指して内山峠に向かいます。
浅間山は雲をかぶっています。
上信電鉄は、かつて佐久を目指していて上信電鉄という名前になったわけです。なので、今回は私が代わりに?小海線と上信電鉄をつないであげましょう。
富岡街道国道254号線を東にダラダラと登っていきます。
内山峡に入り、荒々しい岩山で荒船山界隈にきた感じがします。
この国道254号も、大型トラックがバンバン通り、轍が深く路肩走行に怖さを感じます。歩道を使ったり、旧道に入ったりしながら、高度を少しずつ上げていきます。
内山峠のふもとで大きく旧道が左に分かれます。初谷温泉の入り口を通り、最後の集落を通過し、勾配がきつくなります。
急勾配を登り、一度国道に戻ります。トンネルが見えますが、さらに右の旧道を登っていきます。見た目急だし、どのくらい続くのだろうとビビっていたのですが、、、
20分くらいで、峠に到着。思ったよりあっさり着きました。。。ここから群馬県に入ります。峠自体は展望がありませんが、
少し先に進みますと、そそり立つ荒船山が見えます。壁のような山容。。。
旧国道254号を下っていこうと思っていましたが、、、ん?こんな山奥にソフトクリームが近くにあるとな!!経路変更して内山峠を登ったご褒美にソフトクリームをいただきに、県道44号へ向かいます。
神津牧場に到着して、ソフトクリームを頂きます。あっさり登れたと思ったのですが、自転車を降りると結構足がフラフラしていて消耗していました。ソフトクリームの濃厚でもやさしい味が染みわたる。。。
神津牧場の存在は、前回下仁田に来たときに知りましたが、場所を認識していませんでした。立ち寄れて大満足です。ジャージ牛の皆さん大変ごちそうさまです。発酵バターとチーズをお土産に買いました。
このまま牧場の前の県道44号を下ってまいります。
と、牧場の下で、土日休日は車両通行止めとのこと。「自転車を除く」なので、ホッとしました。この下に、世界遺産登録された「荒船風穴」があり、車はここでシャトルバスに乗り換えないといけないのだそうです。細くて急なくねくね道を下っていきますと、
富岡製糸場等とともに絹産業遺産群の構成遺産とのことです。 「風穴冷風体験場」なる建物が、入ってみますと体験室があり、
岩の間から冷風が出てきます。穴の温度は12.2℃。ほてった体に冷気が気持ちいいです。
その下に受付がありました。ガイドさんがいらっしゃって、丁寧にご説明をいただきました。この辺りは昔から信州へ抜ける山道で、なぜかこの辺りは涼しいといわれていたところだそうです。
明治の後期に、この冷気し利用した繭を保管する天然冷蔵施設が作られて昭和の頭まで使われたとのこと。これにより年1回しかとれなかった繭が3回とれるようになり、絹の生産量の増大に寄与したそうです。下の温度計では風の吹きだし口はなんと3.4℃を指しています。自然な冷気を活用したエコクーラーだったのですね。大変勉強になりました。
しかし、とても急勾配なところにありますので、ここまで貯蔵物を運んでくるのはとても大変だったのでしょう。神津牧場もすごい傾斜地に開拓されていましたし、先人たちの苦労を思いつつ、、、、なんかすみません。私はラクラク~と下りまして、「荒船の湯」に到着。本日はこちらで締めの一風呂をいただきます。含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物強塩冷鉱泉風呂をいただきました。あまり浴感に強い特徴を感じることができなかったのですが、ここまで流した汗をさっぱり流させていただきまして、
あとはひたすら、下仁田駅を目指して、下っていきます。まだ10km近くありますが、夕方で気温も落ち着き、下りばかりですから、さほど汗をかくこともないでしょう。
下仁田駅に到着しましたが発車5分前。あわただしいので次の電車に乗ることにして、駅前のレストランへ。「シモニタン」をいただきました。下仁田といえばこんにゃくと下仁田ネギ。こんにゃく生パスタと下仁田ネギ、地元しいたけと先ほどいった神津牧場の牛乳を使っているということで、まさに下仁田の魅力がぎゅっと詰まった一皿。もちもちのこんにゃくパスタと濃厚なソースがマッチしていて大変美味しくいただきました!
元JR107系の700形で、国鉄電車らしいモーター音を聞きながら、心地よく揺られて高崎へ。
今回のルートの勾配をStravaで表示させると以下の通りです。群馬側から長野側に登るのは大変ですね。。。逆ルートは絶対無理。
野辺山→小淵沢、そして昨年秋には高崎→下仁田も走っていますので、
Stravaのヒートマップでは高崎から小淵沢までつながった!
という自己満足でございました。。。
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