2週連続で来てしまいました。山梨県に。



前週は、甲州街道+富士急沿いポタをしましたが、
hiro2003tさんから、猿橋近くに旧中央本線の大原隧道がある旨教えていただきました。
知らなかったのですが、猿橋近くを旧線が渡っている写真をどこかで見た記憶があるのに、廃線跡に思い至らなかった自分が残念。
中央本線の鳥沢~猿橋の間は、1968年9月に線形改良、複線化のため新桂川橋梁及び猿橋トンネルでショートカットされています。
今回は120年前に作られた旧線区間に沿って、ポタしていきましょう。
鳥沢も甲州街道の宿場町の様相を色濃く残しています。旧線は右にカーブして


この国道20号線を橋で渡っていたようです。消防団が秋の火災予防運動で広報活動中。
目を凝らすと、茂みの中に橋台が!思わず「おっ!?」と、声出てしまいました。


一段高いところが路盤跡のようです。上がってみますと畑や


住宅になっているようですね。国道20号線に沿って


一段高いところを進んでいたようです。


袴着集落側に入ってみます。地区公民館前のスペース辺りを通っていたようなのですが、この辺にトンネルがあったはず・・・?
かさ上げされているようで、本当はもっと低い位置に路盤があって、このヘアピンカーブの下にトンネルがあったのでしょうか???
ちょっと、よくわからなくなってしまいました。。。


宮谷川沿いに茂みに入ると宮谷トンネルの跡があるらしいですが、鬱蒼としていて躊躇。宮谷トンネルの猿橋側出口は、この斜面になるのですが、すでに埋められています。
旧線は、ローソンと富士急行のスクールバス駐車場となっている土地をまっすぐ進んでいたとのこと。
前週来た時に、この土地に何か違和感は感じたんですよね。。。違和感って大事。


その富士急行スクールバス駐車場の先で、国道20号線脇の茂みをよく見てみます。
ズームイン!


出ました!!これが大原隧道の鳥沢側入り口。国道20号線のすぐ横です。
レンガ造りでアーチ状の石材からも重厚感が感じられます。
もう少し近くに行ってみたいですが、ここも結構鬱蒼としています。冬になると近くまで行けるかもしれませんね。ちょっと急斜面で上がるのは現在の脚に自信なし。
国道20号線の新猿橋を渡る手前で右折し、このトンネルの反対側に当たるところに出てみました。どこかな?と思いましたら、、、、
怪しい。掲示板の後ろの石材がやたら立派すぎる。
覗き込んでみますと、確かにここが大原隧道の猿橋方ですね。重厚な造りがうかがえます。
右手から降りられるのですが、私有地です。これ以上は入りません。許可をいただいて降りれば全容は見られるようですが、そこまでは。。。いいや。
国道20号線の新猿橋の上から、見てみましょう。掲示板の下が大原隧道です。
もう少し木々が葉を落としてくれたらポッカリ穴が見えそう。


住宅の土台がレンガ!!崖ぎりぎりに立っていて、ちょっと怖い気もするのですが、旧中央本線の基礎がそれだけしっかり作られているということなのでしょう。


2週続けてやってきた猿橋。1週間たって紅葉が進んでます。
赤い新猿橋の手前に旧線の橋が架かっていたのか。。。


旧線は火の見やぐらの方を通って、現在の中央本線ルートに合流していきまして、猿橋駅に到着しました。


大月駅まで来ましたら、前週輪行した「富士山ビュー特急」がいました。
前週は、鳥沢からの国道20号線は車も多く緊張して走ってました。そして「富士山ビュー特急」に間に合わせたいこともあって、あまり周りは見ていませんでしたが、痕跡がいろいろあったとは。。。大原隧道は猿橋のすぐ隣でしたし。
もう少し木々が葉を落としてからの方が、わかりやすかったかもしれませんが、
個人的な忘れ物を回収できまして、スッキリしました!