今回は大雄山駅から「はこね金太郎ライン」を通って、箱根湯本で一風呂というコースです。今一番ホットな「金太郎」関連ワードでは「はこね金太郎ライン」ですかね。
大雄山駅前、マサカリ担いで、熊にまたがりお馬の稽古な金太郎像の前をスタートして、県道78号を足柄峠方面に向かいます。
こちら足柄古道は古代からの重要な街道。古事記や万葉集に出てくるとのことで、箱根を越える東海道とは歴史の桁が違います。 県道78号でダラダラと登っていきますが、道の脇には、一見して古そうな石碑や道祖神がたくさん見られます。
なぜかオープンカーが多い。BEAT,MR-2,S660,ロードスター。。。。梅雨入り前に「はこね金太郎ライン」走ろうというクチでしょうか。いいなーオープンカー。でも、こっちの方がフルオープンだぜー。。。と嫉妬?しつつ、ダラダラ上がってまいります。
徐々に矢倉岳が近くなってきます。ポッコリ特徴的ですが、これは地中のマグマが固まって押し上げられたため。
登りがきつくなってきました。今日は曇り予報です。箱根方面は雲が出てきました。
矢倉沢付近には関所があったとのことです。足柄古道の趣を感じる旧道の方を行きます。ここから勾配が更にきつくなってきます。。。
くねくね登っていきますが、ロードバイクの方に後ろから「こんにちは~。」と声をかけられて抜かされます。当方息があがっておりまして「ちはー。。。」とつぶやき程度にしか返せずすみません。。。
ここまでの登りで、すでに汗びっしょり。
さて、いよいよ「はこね金太郎ライン」が始まります。この4月28日に開通したばかり。金時山のふもとを抜けて箱根は仙石原に抜ける11km。林道が県道として再整備されました。既存のインフラストック有効活用という意味でも大変興味深い。
すでにいろんな方がブログなりで発信中ですね。色々見ましてばっちり予習させていただいております。いざ私もチャレンジ!
当たり前なのですが、路面が新しいのはいいですね!カーブは中央車線がありますが、基本的にはセンターラインがありません。
キロポストもマサカリの形。1kmくらいまで登りが続きますが、急に下ります。
金太郎の出生地、夕日の滝の近くに一度下って、また登り返し。
苔むした石垣が林道としての歴史を物語ります。
3kmまで来ました。山深くなってきます。カーブも良い感じです。
5kmまでやってきました。車のスピードを弱める凸凹がしっかり整備されています。
6km付近になると、金時山が大きく見えます。安全速度時速20km?こちらはせいぜい時速6kmよ。。。よろよろのんびり進みます。
6kmから7km付近が、最も勾配が厳しくなります。。。体力的にキツイところ。。。とにかく踏み込まず一番軽いギアを回すことだけ集中。歩くスピード以下だろうとも前に進めばいいのです。下ってくるロードバイクの方が、「頑張ってくださいねー。」と笑顔で声かけてくれます。これまた、いっぱいいっぱいで反応薄くてすみません。。。
あ、きれいな沢だなー。森だなー。明神ヶ岳もきれいだなー。写真撮らないとー(⇒立ち止まる口実)
突如平らになりました。登り基調が終わりまして、8kmポストを過ぎ、「金時見晴パーキング」に到着です。
明神ヶ岳方面が良く見えます。「はこね金太郎ライン」で箱根の観光客に南足柄市にも立ち寄ってほしいですね。
金時隧道を抜けて箱根町に入りますと、大涌谷の噴煙が望めます。
仙石原に一気に下っていきます。金時山への登山道が渡っていきます。
国道138号線に降りまして、「はこね金太郎ライン」は終了です。お腹減った・・・。
振り返ると金時山が見えます。コンビニで小休憩して、あとは国道138号線と国道1号線を下っていきます。車も多いし大型も来ますから、細心の注意を払って下っていきます。
早川の渓谷美もところどころで、眺めつつ。宮城野から強羅駅に登って輪行でもいいのですが、もう登り坂はお腹いっぱいで。。。車の流れも読みながら、そのまま下っていきます。
宮ノ下で富士屋ホテルの前を抜けていきます。お、箱根登山鉄道のモハ1が登ってきました!!
すれ違った1編成が現役最後の編成でしょう。余命いくばくもないと思われ、現役のうちにもう一度乗りに行きたいものです。ちなみに先日、余生を送るモハ1で箱根ビールをいただきました。また行きたいなー。
箱根登山鉄道の名所、出山の鉄橋です。面前の吊り橋で見られれば最高ですが、旅館の敷地で立ち入り禁止とな。。。それでも新緑の中を登山電車が走る姿はいいものです。
あっという間に、塔ノ沢まで下ってきました。塔ノ沢一ノ湯本館で日帰り湯とも思いましたが、まだ午前中なんで日帰り湯はやっていませんね。。。
塔ノ沢から湯本にかけては函嶺洞門をはじめ土木遺産が見られます。箱根の入り口ということで先人たちが、気合いれて建造されたのですね。
箱根湯本駅の裏側にやってまいりました。登山鉄道の線路キワキワを上がったところで、
今回も「かっぱ天国」で一風呂いただくことにしました。階段をのぼっていきますが、「金太郎ライン」の登りでやられて、足がひくひくしているのがわかります。。。
駅の裏手に、源泉かけ流し。輪行族にとってこれ以上ないロケーションではありませんか。単純温泉のやさしい肌触りのお湯が、パンパンの脚にしみわたりますぜ。風通しのよいお風呂です。貸し切り状態で一風呂いただきました♪
ちなみに昨年もこちらで一風呂いただきました。湯上りに吹き抜ける風の心地よいこと。。。。鉄道で輪行し走って温泉。そして締めにゴクッとが当方の流儀ではありますが、、、、
がまんがまん。さっさとお家に帰ってお昼にしまーす。
今回は話題の「はこね金太郎ライン」を良いとこどりして、走ってまいりました。開通したての新しい路面で快適ではありました。6~7km付近の登りはきつかったけど。。。
以前湯本から国道1号を上ろうとしたときは、勾配もさることながら、それより車が多くて、道も狭くて、大型トラックやバスが怖くて(邪魔にもなるし)、途中で断念したことがあります。
それに比べると、普通車限定の「はこね金太郎ライン」の方が仙石原方面への自転車によるアクセスルートとしては比較的安全かと思いました。
なお、補給ポイントはありません。大雄山駅をスタートして県道78号に入ってから自販機を私は見つけることもできなかったです。かなり登りで消耗はして、ドリンク不足ギリギリでした。改めて予備のドリンクの携行が大事だと感じました。
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