鉄輪☆温泉

鉄道に輪行してポタリング。締めは温泉へ!折りたたみ自転車×鉄道ライフとお出かけ記録をつづります。

「西遠軌道」跡と「あらたまの湯」

クルマで浜松から帰りますが、新東名に向かいつつ、ちょっと寄り道。

やってきたのは遠州鉄道浜北駅

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現在の浜北駅は、かつては「貴布禰」という駅名だったそう。

「今昔マップ」を参照させていただきますと、かつては日清紡の工場があり専用線があったようですね。

ちなみにですが遠州鉄道にはヤマハの楽器工場への専用線等もあったのだとか。

現在では浜松でJRと接続していない遠鉄ですが、かつては国鉄につながる線路もあったのですね。浜松エリアの経済を遠州鉄道が支えてきた歴史がわかります。

さて、浜北駅には遠州鉄道からカーブしてくる境界線が見られます。マンションのところが日清紡工場への引き込み線跡でしょうか。

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そして現在のロータリーを通っていったようですね。

さらに歴史を遡ると、この地点には西遠軌道の「貴布禰駅」があったそうな。f:id:masaru-arameya:20240119164941j:image

西遠軌道は1923年(大正12年)に貴布禰~宮口間に開通した軽便鉄道

1927年には改軌を目指し「西遠鉄道」と社名を改めるも、経営厳しく、遠州電気鉄道(現遠州鉄道)に経営を委託。宮口に国鉄二俣線が通ることもあって、1937年に廃止。たった14年だけ。。。

この軌道跡は現在ほとんど道路に転用。クルマで通ってみることに。

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日清紡工場への専用線は左の方に分かれていきます。

西遠軌道跡は右手に曲がっていきます。
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工場跡地は現在ショッピングモールに。
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大昔に廃止されていますので、ほかに痕跡らしいものはないらしい。

運転していますので、あまり止まることはなく。。。

道路の緩やかなカーブがそれらしいとは思いつつ、あっというまに、
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宮口駅跡に到着!天浜線宮口駅からは少し南にあります。f:id:masaru-arameya:20240119165000j:image

ルートとしては以下のようになります。(自転車で走りたかったけど残念。)

 

 

当時の雰囲気を感じることができる貴重な写真があります。

かわいらしい機関車、そして晩年はガソリンカーが走っていたようですが、
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廃線間近の頃は、停留所は朽ち果て、線路はガタガタ。時速6,7㎞しか出せない惨状だったそうな。。。委託された遠州鉄道も、やる気はなかったってことでしょうかね。

もし雨が止んだら、金指駅から西遠軌道跡(軽便道)を走って浜北から輪行することも考えていたのですが、残念でした。(そもそもそれだけ天気がもつなら、ハマイチが走れたわけですが。。。)

 

さて、この宮口駅跡付近で「あらたまの湯」という案内を見たので、一風呂浴びてから帰ることにします。

宮口のあたりは麁玉村という村だったそうです。難しい字。。。

そして天竜川は麁玉川とかつては呼ばれていたそうな。。。知らなかった。


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ナトリウム-炭酸水素塩泉で、とてもヌルヌルな肌触り!!

源泉かけ流し浴槽は大人気ですね。泉質の良さがわかります。お肌トゥルトゥルになりますわ。

山の上に位置しているので、ここまで自転車では上る気にはならないですが、

浜松SAスマートICも近くなので、浜松エリアに車で来たら、帰りがけに一風呂よいかもですよ。

長くなりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。