現在「津山まなび鉄道館」となっている旧津山機関区。
梅小路機関区(現在の京都鉄道博物館)に次ぐ規模の扇形機関車庫が保存されています。建物は昭和11年(1936年)に建設。
美しい機関車庫と転車台はとても見応えありますが、
保存されている車両が、また垂涎ものです。
左の50系客車を改造して気動車化したキハ33は境線で活躍。
陰陽を結び活躍したキハ181系は「やくも」のヘッドマークです。
キハ181の「やくも」なら酔わなかったかも。。。
こちらのキハ58と28は最後は岡山機関区で引退。芸備線の「急行みよし」で使われていたとか。
右のキハ52は大糸線で引退。いすみ鉄道のキハ52とともに頑張っていたことでしょう。これも走れないでしょうか??いすみ鉄道のキハ52運行に使える部品を。。。
中央部にはSLのD51が。津山周辺の線路は走ってないでしょうけども。
そして四国で活躍したDF50。
全国の貨物輸送・入換に活躍したDD13。同スタイルの機関車は国鉄だけでなく、
民鉄の貨物鉄道でも活躍していましたね。(←次回以降への前振り。)
除雪用のDD15の横にはDD51。そして入換用スイッチャーの横には、
DE50??この形式は知りませんでした。
幹線投入に開発された高出力のディーゼル機関車ですが、オイルショックにより投入予定区間の電化が進んで1機だけしか作られなかったとか。伯備線で試用後、岡山で眠っていたそうです。
そして隣はDD16。建物の裏側に除雪車側が留置されています。
ただ、、、DD51、DE50、DD16 は正面からだけでは、ぱっと見の違いがわかりませんね。横からも見て比較するとわかりやすいはずですが、この機関庫の構造上しょうがないですかね。
転車台のすぐ横には、現役のキハ47やキハ120が。エンジン音が聞こえてきます。今でもこの機関区が生きている感じです。
ジオラマ展示がありますが、よくできていること。先ほど少し津山の町を走ってきましたので、その精巧さがよくわかります。自動で転車台が動き、出入庫できるプログラムが組まれているとのこと。
ジオラマショーを見ないで退館してしまったのですが、いまパンフレット見返したら、もう少し待てば見られたみたい。ちょっと後悔。
詰所が「あゆみルーム」「しくみルーム」という岡山・津山周辺の鉄道の歴史や鉄道の仕組みを学べる学習施設になっていますが、
「急行砂丘」のヘッドマークがありますね。「急行砂丘」は通過する駅で運転士が腕を伸ばしてタブレットを収受するという職人芸が行われていました。
キロハ28のグリーン車乗ってみたかった・・・。
まだ走っている頃に、中国地方のローカル線乗りつぶしをしていたので、なぜその時に乗らなかったのか。後悔。
さすがは、かつての陰陽連絡要衝の地。
関東では見ることのできない展示が見られて大満足でした。
B級グルメ界で有名な「津山ホルモンうどん」を食べて見たかったのですが、
まだどこもやってなさそうな時間帯。コンビニで肉まん休憩を。
うしろ髪を引かれながら津山に別れを告げます。
吉井川沿いを下流に向かいます。
県道26号は基本的には路肩も広いところが多いのですが、
この日は平日でトラックも多いし、川に山が迫ってくるところでは、路肩が狭まり緊張する場所もチラホラ。
県道52号線との交差点で、左岸に渡ると、
大型車両は通行止めの細い道。のんびりポタポタ、落ち着いて進むことができました。
景色の雰囲気が少し変わって険しくなってきます。
緑色がかった岩肌が見えます。そして「火の谷隧道」を抜けると、
いよいよこの日のメインディッシュが出てくるはず。
また続く。