甲府盆地に向けて、どんどん下っていきます。
桃畑に差し掛かりました。桃がたわわに実っていて、桃の香りの中を進みます。直売所があったので、ここで桃を買って発送しようかと思ったのですが、すでに午後遅く終了。無念。。。出足の遅さを悔やみます。
ここは「新府桃源郷」と言うそうで。桃の花の時期は絶景でしょうね。中央本線の車窓からも見えそう。
さらに下った新府駅はとてもシンプル。(ダジャレ)
対面式ホームでめちゃくちゃ細い。あずさが通過するときは怖そうです。後付け感がありますが、もともと信号所で駅に昇格したのは1972年とのこと。その前は簡易型のスイッチバックで、上り勾配側に加速用の線路があったそうです。
この後自転車でスイッチバック痕跡を見に行ってみましたが、よくわかりませんでした。私有地に入りそうでしたし。。。
さらに下っていきます。韮崎中央公園の前をさしかかると「ミニSLのりば」と書かれています。へー。ちょっと見てみるかと入ってみると。。。
なんと!!!EF15が展示されています!
しかも、トラとヨを従え、往時の貨物列車を偲ばせる迫力ある展示。
1986年に廃車になった最後のEF15だそうで。1978年には八王子機関区へ。その後は甲府機関区で身延線の貨物輸送にも活躍したとのことです。
この時代の電気機関車が保存展示される例は少ないと思います。ちょっと傷みが目立つのが残念でしたが、偶然見ることができ、個人的大発見でありました。
C12も展示されていますが、こちらもちょっと傷みが。。。
きれいな芝のサッカー場もあります。さすが山梨のサッカー強豪高、韮崎高校のある地ですね。
そして、ミニSLの線路がありました。日曜日しか走っておらず、この日は土曜日で見られませんでした。この軌間の狭さを見ると、ちょっと面白そうですね。
韮崎中央公園前から旧道?の方を下ってくると、韮崎の街を見下ろす観音様が出てきました。その先はまるでジャンプ台。。。。高くてこわ。
右手には釜無川、
左手には塩川と眼下に韮崎駅も見えます。両河川に挟まれた舌状の地形。こういった川に挟まれた形がニラの葉みたいだから、韮崎となったという地名由来の説もあるようですね。
高低差がすごい。。。なかなかのパノラマでした。
この崖に無理やりつけられたような急坂を下って、韮崎駅に到着しました。
この駅も元はスイッチバックですね。ここから八ヶ岳山麓への登りが始めるイメージがあります。逆に言えば、ほぼ甲府盆地に下ってきました。下ってきただけなのに汗だくだく。さあ、至極の「ぬる湯」を目指しましょう。