「フォッサマグナパーク」で糸静線を確認した後は、
根知川を渡って、
一度、大糸線の根知駅へ。この駅がフォッサマグナパークへの最寄り駅になります。


根知川沿いの道に行ってみましょう。
フォッサマグナパークの対岸ですね。
その近くには、地酒「根知男山」の醸造元、渡辺酒造店さんがあります。
この酒蔵がすごいところ。「豊醸蔵」という売店の建物ですが、
その前の道路に引かれた赤い線が、
「糸魚川ー静岡構造線」。つまりこの酒蔵は糸静線の上に建っているわけです!
糸静線が描かれていてヒスイの勾玉に挟まれたオブジェ。
birdyの前輪が西日本、後輪が東日本!!
「豊醸蔵」の裏、駐車場の奥に水路が。
この水路を挟んで西と東で井戸の水質がちがうのです。なんと神秘的な!
実は、ブラタモリの「糸魚川」の回で、タモリさんはこちらを訪れていて来てみたかったのです。その水路跨いでましたよね。
birdyでも跨ぎます!!
お店で水の東西飲み比べが体験できました。味が違うのはわかったのですが、、、、
硬度の違いによって柔らかい方の水を日本酒醸造に使うのだそうです。
それがどちらか、硬軟の違いはわかりませんでした。。。
西側の水で醸しているそうです。
まあ、タモリさんも、あんまりわかっていなかった感じでしたね。
明治から続く酒蔵ですが、ずっと西の井戸でお酒をつくってきたそうです。
30年前くらい前に新しい井戸を東側に掘ったら水質が違ったんだそうな。
ブラタモリを見てきたんですよー。とお話をしましたが、そんな方は多いそうです。
よく糸静線があるから酒蔵ができたのかと聞かれるけど、そんなことは全くないそうで。明治時代にはそんなことわかりませんものね。
お店の中にも道路の赤い線を引いたら?と言われるそうな。
その冷蔵庫の横に、タモリさんの「諏訪解説」が貼られています。
日本列島が大陸から二つに分かれる時に
ぐわっと真っ二つに割れて
ここに来たんです
大きな溝ができて
そこに大量の土砂だとか
火山の噴出土がたまっていますけども
その西側の端がここに来ているの
それが糸魚川ー静岡構造線。とても分かりやすい解説です。
ブラタモリがまたこの春、復活したのはうれしいですね。
酒蔵の周囲で、使用する酒米を自社栽培。
五百万石と越淡麗という酒米を使っています。
こちらの酒を買って、郵送しました。(自転車では運べませんから)
帰ってからまだ左2本しか飲んでませんが、どちらも本当に美味しいお酒。
越淡麗を使った「耕地」はすごくさらっとして。左の越淡麗と五百万石が50%ずつの純米吟醸の方が、少しトロッとしてフルーティー感じですね。どちらも素晴らしいですが、僕は左の方が好きかな。
また右岸に渡ってきました。
こちらはフォッサマグナパークの一部で、「枕状溶岩」というものが見られます。
亀の甲羅みたいな模様ですが、これはチューブ状に伸びた溶岩が輪切り状態で露出しているもの。水中の噴火でないとできないもので、海底火山の活動でできたそうです。
その横には満開の桜、花吹雪が。。。
糸魚川ー静岡構造線の走る「根知谷」は、何とも神秘的なところでした。