恐らく「輪行依存症」になっていて?一か月輪行にしなかったら、禁断症状が出た(気がする)ので、この日は仕事を休んでラッシュ終わりにグリーン車輪行。
雰囲気のよい参道を進みますが、、、とても香しい匂いで鼻ヒクヒクです。成田と言えば鰻ですからね。以前食べたこともあるし、今日は匂いだけで我鰻しておこう。。。
一回下っていきまして、総門に到着です。
今回はお参りはパス。主目的は成宗電気軌道(成田鉄道宗吾線)=「成宗電車」跡ポタなので。
総門から一本外れた通りは、「電車道」という名前が通りにつけられています。
「成宗電車」は、1910年成宗電気軌道として成田山門前~成田駅前が開業。1911年に宗吾まで延伸。1916年には成田電気軌道となり、その後千葉県営鉄道と合併し1927年には「成田鉄道宗吾線」となりました。1944年に不要不急路線として廃止に。
成田駅方面に向かって台地を上っていきます。成田駅と新勝寺総門にはかなり高低差があることが今回わかりました。廃線跡らしい、ゆるくて良いカーブです。
するとレンガ造りのトンネルが。ツタの這う感じもとてもきれい。
この「成宗電車のトンネル」は2つありまして、この成田山側は「第一トンネル」
第一トンネルをくぐると、成田幼稚園があり、「幼稚園下」電停があったようですね。
すぐ先には第二トンネルがあります。この二つのトンネルは「土木遺産」に指定されています。できて一世紀以上ですものね。立派なレンガ造りです。
こんな路面電車が走っていたようですが、現在は千葉交通の路線バスが通ります。千葉交通は成田鉄道のその後に当たる会社。成宗電気軌道設立日が会社設立日になっているそうです。完全な代替バス。
第二トンネルを出ますと、電車道の左右は窪んでいて、高いところを進んでいます。かなり高い築堤ではないでしょうか。
振り返ると先に第二トンネルがみえますが、
そこから一上がりすると京成成田駅です。この先に「本社前」電停があって、「省線駅前(成田駅前)」への分岐線もあったそうですので、一回、
JR成田駅前にも戻りまして、そこから宗吾方面に向かいましょう。
右手にJR、左手に京成に挟まれていますが、どちらの線路よりも高い位置に通っています。
この付近には論田という電停があったみたいですが、右に下って、
JRをくぐりますが、この地点はちょうど京成もJRをくぐっていきます。
京成線沿いの住宅地の路地みたいになりましたが、
急に広がったりするところが、廃線跡っぽく感じますね。宗吾街道に合流しますが、この辺りは新田電停があったようですね。
成宗電車は宗吾街道を走っていたようですが、大袋電停あたりからは、宗吾街道を外れていたようです。
確かに大袋小学校跡地付近からの登りは路面電車は避けそうな気がします。左の細道は、跡になるのかどうか。。。よくわかりません。
すこし宗吾街道を離れて、廃線の雰囲気ないかなと思いましたが、住宅地と開発中の土地のようで、よくわかりませんでした。宗吾霊堂の横にでてきました。「宗吾霊堂裏」という電停もあったようなのですが。
宗吾の住宅地を見てみますが、痕跡らしいものは感じられず。。。終点の「宗吾」駅跡もよくわからなかったです。。。
成田から宗吾方面には廃線跡をあまり感じられませんが、成田山側の電車道は成宗電車の痕跡がわかりますね。
新勝寺参詣の際に表参道も楽しいですが、電車道を歩くのもかなり楽しいのではないかと思います。
さて、参詣行楽輸送を担っていた成宗電車。もう一つ目的地であった「宗吾霊堂」。後程お参りしますが、ちょっとその前に寄りたいところがありまして。。。続く。