旧太子駅までやってきました。
当時の駅舎が復元されています。
いただいたパンフレットに、昭和20年代の駅舎写真がありますが、忠実に復元されているのがわかります。シンプルでも温かみがある駅舎だったのですね。
入場料は200円。当時の運賃表や往時をしのばせる展示があります。
太子線の解説版がありました。
戦中に群馬鉄山が開山し、索道により鉱石、物資が運搬され、
鉄鉱石が貨車に積み込まれていました。
ホッパーの基部が残っていて2021年には登録有形文化財に指定。
レールが復元され、貨車が展示されています。
茨城交通トラ15、静岡鉄道のト1(静岡電気鉄道ト20に復元)、
井川ダム建設時に活躍した大井川鐡道Cワフ0形や、車掌車ヨ6000等も展示されていて、貨物駅の雰囲気を感じられます。
一段高いところが広い駐車場になっていて、駅全景が眺められますが、
ここも鉄鉱石輸送関連施設があった場所のようですね。
文化財となったホッパー施設も、復元された駅舎及び展示物も、とても見ごたえがありました!
群馬鉄山の跡は「チャツボミゴケ公園」となっているそうです。
パンフレットによると、チャツボミゴケは強酸性の鉱泉が流れる環境で生息する珍しい植物で、チャツボミゴケと鉄バクテリアの生物活動の副産物として鉄鉱石が生成されるとのこと。。。つまり気の遠くなる長い年月をかけて、コケが鉄を作ったということなのですね。それはどんなところか生で見てみたい。。。
そこまで自転車で行くのは私には無理そうなんで、また車でこのあたりの湯めぐりに来た際には行ってみたいと思いました。尻焼、花敷、沢渡温泉もまだ入ったことないので。
私は太子線は草津温泉までつなげようとして途中で断念か、とばかり思っていて鉄鉱石輸送のためだったとは知りませんでした。
でも鉄利用の一番の目的は戦争ですよね。本当は、太子線含め長野原線建設が計画されないことが「平和」だったのかもしれない。鉄道と戦争は切っても切り離せない歴史。。。
とか難しく考えていたら、急にお腹が減りました。。。
難しいこと考えるのはやめて、どんどん下っていきまして、
白砂川橋梁に戻ってきました。先ほどは右岸からだったので、今度は左岸から。
橋梁が見えるように、駐車展望スペースがありました。
長野原側に築堤の一部が残っています。
長野原草津口駅に到着。本当はもう少し進んで、どこか道の駅で休もうかと思っていたのですが、空腹で頭が回らなくなってきたのでピットイン。
草津といえば、舞茸天そば。揚げたてで美味しかった。
でも、私の分でちょうど舞茸天品切れになってしまったようです。なんかすみません。。。