勝浦から雨がパラパラ落ちる中、わき目も振らず走ってきたので、
早く着いたみたい。大原駅から少し先の踏切に行ってみますと、
ちょうど来ました!「キハ28」と
私の横でスマホを向けていたおばさまからご質問が。
「これ珍しいんですか?車で走ってたら、たくさん『撮り鉄』さんがいて何か来るのかなと思って。」
「今月引退する古い車両なんですよ。現在走っているのは、ここだけなんで。」と端的に説明しましたが、伝わった手ごたえは無し。。。
「なんだこりゃ?」と思うほど、沿線に撮り鉄さんがあふれていることでしょう。
大原駅に戻ったら、このラッシュ。
ヘッドマークの「準急清澄」は昭和39年登場の夏季臨時準急だそうです。知らなかった。昔の房総半島優等列車は多種多様でした。
今月引退するのは「キハ28」ですが、いつも一緒に運用している「キハ52」はどうなるんでしょうね。。。
大原駅で運転士さんが、少し動かしていろいろなチェックをしていますが、あまり調子よくないみたい。。。
部品もないですし、古い車両を維持管理して動かすのは大変なこと。長くないかもしれませんね。
ヘッドマークはJR四国とのコラボ企画で、「急行いよ」になっていますが、
キハ52の横には「夷隅」と書いたサボがありました。そういえば、、、、
私が乗った時(これ以下は2020年8月の写真)には、
ヘッドマークは「夷隅」でしたね。
車内にはJR西日本、高山本線で使われていた料金表示機が残されていて、
国鉄時代の中づり広告も懐かしかったです。
この時は、同行B氏と2人しか車内にはおらず、大多喜行きは貸し切りでした。。。
かつては日本中の急行列車として、その後はローカル線を支えてきた急行型のキハ58系列。これが最後の現役車両。世代的にあこがれの形式でした。
ここまで走らせてきた「いすみ鉄道」は、本当にすごい。。。
今回は時間的にも間に合わなさそうだし、まあ2年前に乗っているから間に合わなくてもいいやと思っていましたが、
雨が本降りになる前に急ぎめに走ったことが功を奏し、最後の姿を見ることができて満足。
天気はイマイチなのでここで切り上げ、この列車に輪行して房総半島横断して帰るのもいいかも。と、頭をよぎってはいたのですが、あの人だかりでは無理な話。
駅も混んでいるので、グッズなども買えませんでしたが、改めていすみ鉄道沿線には輪行ポタしに来るつもり。