“ボロ電“山梨交通電車線「廃軌道」ポタは、いよいよクライマックス。
長沢駅跡付近を過ぎて、右手に出てきたかわいい電車。
そしてどこかで見たようなお顔。
この車両は1948年に製造され、廃止後は上田丸子電鉄へ。丸子線廃止に伴い1971年には江ノ電に譲渡。江ノ電では801号として運行していました。
1986年に廃車され、こちらに里帰りして大事にされていたんですね。。。
ボロ電は悪口じゃなかったんですねー。。。涙。
でも、チョコ電の方が語感いいと思うのですが、それは神奈川県民の贔屓目?
山梨交通の廃線跡を辿ろうと思って、Wikipediaでこの車両の写真を初めてみた時、見たことありそう。とは思ったのですが、まさか江ノ電だったとは。。。
江ノ電用に3扉に改造されたそうです。
カラーは当時のオレンジというか茶色に復元されましたが、江ノ電時代の車両番号のままで、山梨交通のマークが書かれています。
施錠されていて車内は見学できませんでした。
江ノ電で使われていた車両に山梨交通出身車がいたとは、今回まで全く知りませんでした。
子供の頃に見たかも、乗ったこともあるのかも。なんだかジワーっとした感慨が。。。
この元モハ7が設置されているのは利根川公園。
かつては天井川となっていて、ボロ電はトンネルで川の下をくぐっていたそうです。とんでもない暴れ川なんですね。。。甲府盆地の川との闘いを垣間見ました。
現在では天井川の痕跡はないようですが、そのまま進んでいきますと、
広い駐車場のある元コンビニの台湾料理屋さんに辿り着きます。
こちらが甲斐青柳駅、終点の跡地。
旧増穂町の中心地に位置していて、奥には図書館があります。
駐車場の一部がバス待合所になっているのも駅の名残を感じることができました。
振り返りますと、甲府方面はこんな感じ。
モハ7もガタガタ言わせて甲府に向かって出発して行ったことでしょう。
貢川駅跡のミニ公園、「廃軌道」、そしてモハ7(江ノ電801号)といった見どころのある“ボロ電“廃線跡ポタでした。
とても暑い中でしたが、来た甲斐がありました!!山梨交通だけに!?