フランスではなくて、富山の話の続きです。
高岡で異彩を放つ、緑のキハ40。
ベル・モンターニュ・エ・メール。美しい山と海、の意味で、山側の城端線は土曜日、海側の氷見線は日曜日にそれぞれ2往復運行。(2022年4月現在)
通称「べるもんた」。正式名称覚えられませんが、キャッチーな通称。みのもんた、みたい。この日は城端線運行日です。
城端への進行方向左側がカウンター。窓も大きくとられています。
右側がボックス席。この日はツアー団体様がお乗りになるとのこと。
沿線の南砺市井波は彫刻が有名。車内にも散居村の風景や五箇山、各地の花といった、見事な彫刻が施されています。
持ち手が木製の吊革には、高岡銅器が付けられていて、沿線の高岡、氷見、砺波、南砺の象徴の意匠が。
高岡寄りの運転席手前には、寿司カウンターになっています。往路は団体さんで満席、で板前さんがおおわらわ。写真は控えました。
以下の写真は復路ですが、寿司カウンター越しに運転士さんという不思議な光景。
お寿司は事前にネットから注文するようになっているみたいですが、
当日でもいろいろ頼めるようで。地酒、地ビールもあるのですが、、、そこは無念。
お土産コーナーもありまして、
出入り口は城端より一ヶ所のみ。ワンマン仕様で、整理券発行機と料金箱もあり。
我々は、往路はカウンター席。快速なので、普通運賃+指定席券で乗車できます。キップにも、「べるもんた城端」と書いてあって、正式名称は書いてない。
ところで、JR東のえきねっとからの予約はできないので、私は地元のみどりの窓口で予約しました。4月は学生定期の発行時期で窓口混みますが、窓口の人が楽しそうに?予約してくれて、タブレットで座席位置とかいろいろ調べてくれました。定期券ばかりで飽きていたところだったかな?窓口の人もこういう発券の方が、やりがいあるよね。きっと。
乗車記念の台紙をいただきます。
城端線には、かつて貨物列車が走っていました。二塚から分岐する中越パルプ工業専用線跡が見られます。
水の張られた田んぼを、大きな窓から眺めつつ砺波平野を進みます。
南砺市井波のボランティアガイドさんが、添乗し、いろいろご案内くださいます。
地元の人のお手振りがありました。
お寿司やお酒どうですかと、お寿司屋さんがとても声かけてくれるのですが、、、
車なんでねー。あと夜も魚食べるだろうし。。。地ビール飲みたいのよ。本当は。
コーヒーとバウムクーヘンで売り上げ貢献。
高岡昆布抹茶味にしましたが、昆布の味はわからない。。。
山懐が近くなってきて、
城端駅に到着です。
駅名板の文字に味があります。
構内には、転車台跡。まるでクレーター。。。折り返します。
往路はツアーの方達で満員でしたが、復路はパラパラ。全部で10人くらいでしょうか?
お手振りの方々に車内から、「ありがとう」サイン。私は「り」担当です。
砺波駅に戻りまして、下車。見送ります。
帰りは乗客も少なかったので、ボランティアガイドさんからいろいろお話し聞きました。
ネタバレになるから書きませんけど、
「べるもんた」に乗って、地元の方のお話がきけて、沿線の魅力がよくわかり、本当にいいところなんだなって思いました。
氷見線、城端線もLRT化や存廃といった議論も出ていたようです。
両線が地域に愛されて、このままキハ40系列を使い続けつつ存続してくれるといいですが。。。
なお、車内にはスペースがないので「べるもんた」への輪行はやめた方がよいですね。