日本一の軽便鉄道静岡鉄道駿遠線跡ポタの続きです。袋井駅からスタートして、
新三俣駅跡からは、旧中遠鉄道、旧藤相鉄道区間が戦後1948年につながった区間に入ります。
静岡鉄道系列のバスが止まっているので、この土地も廃線跡なんでしょうかね。菊川の土手を少し進んで、海の方に向かいますと、
津波避難タワーと風力発電の風車が見えます。この地域の自然特質がよくわかる風景です。そのすぐ先に西千浜駅跡がありました。
国道150号線に入りまして、菊川を渡ります。西風が強くなります。渡ると路肩が非常に広い。駿遠線の路盤跡になるのでしょうか?川を渡ったところには海水浴シーズンには「国安海岸」という臨時駅も開設されていたようです。
千浜駅跡を過ぎてしまいましたが、現在の御前崎市に入ります。
合戸駅跡、そして
塩原新田駅跡にもレプリカ駅名標がありました。このあたりの往時の風景がわかります。
道の駅御前崎の前を通ります。地元の海産物とか食べたいと思っていましたが、少し前にコンビニに立ち寄ってドリンクゼリーを補給したばかり。お昼ご飯はちゃんと食べたいけど、もう少し進むことにします。
さらに浜岡町駅の跡近くは、ロードサイド店が立ち並んでいましたが、
川を渡って国道と離れて台地を上っていきます。下っていくと遠州佐倉駅跡が出てきます。
こちらも往時の風景が偲ばれる写真が掲示してあるのが、とても楽しい。
その先の玄保駅跡も同様です。このような記憶のとどめ方は素敵ですね。
下って川の反対側をもうひと上がりすると、堀野新田駅跡に、
先に進むと、急に地下道が。。。本当にこっち?と思ってしまい道路上から進んでしまいましたが、結論としてはこの地下道を通って国道の反対側に行くのが正解だったみたい。
国道脇の細道を進んでいきます。右から太平洋岸自転車道が合流してきて、とてもよく整備された自転車道になります。
だほんさんにコメントいただいたとおり、駿遠線跡は太平洋岸自転車道の一部を構成していて、
国道150号線を渡ると、「県道375号線静岡御前崎自転車道線」の標識が。
少し住宅よりも高いところを進んでいきまして、
地頭方駅跡に到着しました!大きな軽便鉄道の地図を示す看板がありますが、かなり劣化が激しい。。。
しかし「ぢとうがた」。響きのよい地名だと思います。
せっかく藤枝から袋井までつながり、駿河と遠州を結んだ駿遠線ですが、生活圏が元々分かれていることから、この区間を行き来する乗客は少なかったようです。1964年に新三俣~堀野新田の区間が、まず廃止されてしまいました。
ここから旧藤相鉄道区間を進みますが、またつづく。。。