三ヶ尻駅の構内は見えませんが、熊谷側に回り込んでみましょう。
赤い橋がありますが、残念ながら架線が取り外されています。
三ヶ尻線は武川駅から三ヶ尻駅を通り、熊谷貨物ターミナルまでつながっていました。
武川駅から太平洋セメント工場への引き込み線は古くからあったようですが、上越新幹線開業に伴い、熊谷貨物ターミナルが建設され、そこからの貨物列車を走らせるために三ヶ尻線が建設されたとのこと。
この工場で燃料として使われた輸入石炭は、川崎で陸揚げされ、扇町から熊谷貨物ターミナルを経由し、列車で運んでいました。この列車は2020年3月に廃止されました。最後の石炭列車としても話題でしたし、品鶴線沿線住民としてはよく見かける貨物列車でした。
ちなみに秩父セメント所有の貨車には武州原谷駅常備と書いてあったので、その駅名を記憶したように思います。
その他の熊谷貨物ターミナルからの貨物輸送もすべて廃止され、結局2020年12月末に、三ヶ尻~熊谷貨物ターミナル間は廃止となりました。
三ヶ尻駅構内も広いのですが、工場への引き込み線以外は、もう使われていません。。。個人的にはむしろこれからのSDGsの時代は鉄道貨物がもっと必要になると思うのですが、なんか残念。
廃止区間を進んでまいります。
橋の塗装などは古びていないところもあって、急遽廃止が決まったように見えますね。
廃線跡に近いところを進みますが、踏切は埋められています。
線路も架線柱も取り外されています。。。
まだ廃線になって、一年ちょっとなのに、、、お片付けが早い。。。何か利用する予定があるのでしょうか。
廃線跡が公園や緑道、サイクリングロードになるというのは多い例ですが。市有地になっているのでしょうか。できれば、秩父鉄道の収益につながるような、土地活用ができるといいですね。なんて余計なお世話を
JA士幌町の大きな倉庫があります。旧国鉄士幌線、タウシュベツ川橋梁、行ってみたいものです。通称ジャガイモ列車で、北海道から運ばれてきたジャガイモが保管されているのでしょうか?
ということで、熊谷貨物ターミナルに到着で、三ヶ尻線完乗であります。
さて、締めは以前も立ち寄りました、「湯楽の里熊谷温泉」で汗を流しましょう。
結構足先が冷えたようで、しもやけができていました。炭酸浴をすると血行が良くなって指が痒い。。。そして熊谷駅へ。
腹ごしらえは、秩父鉄道熊谷駅改札前の熊谷うどん。コシがあって、のどごしよく、美味しかったです。小麦をはじめ、ネギやしょうゆなど、近隣産品を使っているというのもいいですね。
以前うどんサミットが当地で開催され、その時、秩父鉄道のSLに使用したヘッドマークが店内に置かれていました。
もう一度、今回のルートを振り返ると、こんな感じになりまして、
秩父から荒川沿いに河口まで、ログをつなげたことも満足です。
今回ほとんど秩父鉄道に沿って参りましたが、一切秩父鉄道に乗っていません。。。
今度秩父に行くときは秩父鉄道に乗って還元しなければ。SLパレオエクスプレスに乗ったことがないので、次回はそれもいいかも。
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