国鉄長倉線(未成線)跡を堪能して、続いて烏山線烏山駅を目指します。
ここまで寄り道しまくりで、かなり時間を費やし、おなかが減ってきました。このあたり、そばの里でもあるそうです。時は秋、新そば食べたい!もうひと踏ん張りしよう!
大藤橋で那珂川を渡ります。この川に鉄道橋をかけるのは難工事必至。。。未完成の長倉線の無念に思いを馳せつつ渡ります。
この後、「石畑の棚田」に向かいます。 途中に「木須川の洞門」があります。洞門をつくり川をショートカットすることで、川跡が良質な田に使えるわけですね。地域の先人たちのご苦労がしのばれます。
そして「石畑の棚田」へ。横の激坂をゼーハー登っていきます。最後のヘアピンは心臓バクバクでした。。。こんな急勾配の土地に田んぼを作るのは、本当に大変でしたね・・・。
県道27号を南側にうねうねと戻り、めざす蕎麦屋さんにやってきたのですが、駐車場もいっぱい。バイカーもいっぱい。考えることはいっしょ。。。待っている時間がないので、先へ進むことにします。周囲の那珂川の河岸段丘面にはソバ畑が広がっています。
大瀬橋を渡り、折り返して那珂川に下っていきますと、「大瀬観光やな」の看板があり、営業中とのこと。ここで腹ごしらえをしたいと思います。
こちらに着いた時に何か変だなとは思いました。「やな」が見当たらないし、新しい建物があり、まわりの建物は取り壊し中。。。
お店に入って、やっとわかりました。昨年の豪雨で大変な被害があったんですね。私が食事をしている高さまで水が来たそうです。一年でここまで再建されたお店の方々のご苦労は計り知れない。。。
那珂川といえば鮎ですもの。せっかくなので鮎定食を頂きます。私は人生で初めて鮎のフライを食べましたが、これはビールが欲しくなる。。。がまんがまん。雄大な風景を眺めつつ、感謝しながら美味しく頂戴しました。
その後は、那珂川の右岸で最も川沿いの林道を北上していきます。
アップダウンを繰り返しつつ、ところどころで那珂川を眼下に眺めつつ進みます。すれ違ったのは車1台と原付1台のみ。。。
那須烏山市に入りました。深い谷は終わり、国道294号を進みます。
烏山駅まで到達し、晴れて真岡鐡道と烏山線をつなぐことができました!以前常陸大子からバスで来たことがあります。当然その時の烏山線車両キハ40でしたが、現在の車両「ACCUM」の充電設備を確認!
烏山線に沿いつつ、「大金温泉」に向かいます。
「龍門の滝」に立ち寄りました。想像していたより、はるかに迫力ある良い滝でした。願わくばすぐ上を通る「ACCUM」と滝のコラボが見たいところでした。
この辺は那珂川水系の荒川が、うねうねしています。そのため線路に沿う道はないので、一山こえては、烏山線を渡り、荒川を渡りつつ段丘面を通り、ついに「大金温泉グランドホテル」に到着です。
ダシの効いた塩化物泉で、かけ流しで温度もぬるめ。ずっと入っていたい。。。
でも、なんせ烏山線は一本逃すと2時間きてくれません・・・。短時間の「烏」の行水で、慌てて大金駅へ向かいました。それでも体はポカポカして、汗が噴き出してきます。短時間でも、かなり効能高く感じるいいお湯でした。
パッキングが終わるとすぐに「ACCUM」が到着です。ふー。ギリまにあった。。。
終点宝積寺駅で充電してましたが、画期的な技術だと改めて感心。
最後はバタバタになってしまいましたが、充実の「鉄・輪・温泉」旅となりました。長倉線も、ソバ畑も、鮎も、龍門の滝、大金温泉もすべてが那珂川水系に関係していました。那珂川がもたらす恵み、そして厳しさも体感することができました。
那須烏山付近はほかにも輪行に適したルートが作れそうです。烏山線ぜひ再訪したいと思います。
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